不動産実務検定ブログ
2024/01/23
『共有のオンボロアパートを相続したら。』<前編>
こんにちは、J-REC 顧問の百田です。
前回のブログはこちら。
『友達作戦」を遂行せよ!』<前編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
『友達作戦」を遂行せよ!』<後編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
今回のテーマは・・・
○共有のオンボロアパートを相続したら
突然、アパートを相続。
調べてみたら、知らない親戚と
共有だった、
なんてことがあっったらどうしますか?
とある企業にお勤めのAさん、
存在さえあまり意識していなかった
アパートを突然、相続することになりました。
さっそく現地を見に行ったら空室だらけ、
手入れもあまりされていない
ボロい老朽アパートだった。
いわば、不動産ならぬ「負動産」、
マイナスの価値しかない
不動産みたいな状態。
しかも、調べてみたら、
そのアパートは、これまでほとんど
交流のない親戚のBさんと
共有だったことがわかりました。
うーん、結構憂鬱ですよね。
だって、突然相続した
オンボロアパートだけでも
重荷なのに、
自分1人の意思だけでは、
さっさと売却もできない、
というのが共有。
ですので、
相続や不動産の教科書には、
と書いてあります。
でも、すでに共有になっちゃってる。
さて、どうしますか?
○「共有は共憂」とは
共有は、一棟のアパートなど一つのモノ、
複数の人が所有することです。
ですので、売却など大事なことは
自分1人の意思だけでは決められません。
共有者の合意が必要なのです。
自分だけの意思でなんとでもなる
単独所有に比べて、
何事も一手間ふた手間かかる、
場合によっては共有者同士の考えが
衝突する可能性もある。
実際にそういう事例も多くあります。
だから「共有は共憂」という
言葉が生まれました。
仮に、自分の分(共有持分といいます)だけを
売却しようとすると、
なかなか買い手がつかない。
そういう不動産を買い取る
業者さんもありますが、
本来の価値が100だとして、
買取価格は半分の50くらいに
なってしまうこともあります。
買い取る側も
「共有のリスク」
を負担するわけですので。
(それでも、それを解決する
プロとしてのノウハウがあるから
買い取る業者さんも存在するわけです。)
冒頭のケースだと、
AさんBさん合わせて
200の価値がある物件を、
Aだけが売ろうとすると、
50になってしまうかも、
ということです。
しかも、自分だけ業者さんに売るというのは、
Bさんの気持ちを逆撫でする可能性もあります。
(Bさんの立場で考えるとそうですよね。)
---------------------------------------------------
本日はここまで!
次回もお楽しみに!✨
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不動産実務検定は
「いつでも」「どこでも」「誰でも」
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不動産の基礎から詳しく学べます!
ぜひ、ご受講下さいね!
▼ 受付中の講座はこちらから!
https://www.j-rec.or.jp/schedule
お申込心からお待ちしております♪
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『友達作戦」を遂行せよ!』<前編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
『友達作戦」を遂行せよ!』<後編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
今回のテーマは・・・
○共有のオンボロアパートを相続したら
突然、アパートを相続。
調べてみたら、知らない親戚と
共有だった、
なんてことがあっったらどうしますか?
とある企業にお勤めのAさん、
存在さえあまり意識していなかった
アパートを突然、相続することになりました。
さっそく現地を見に行ったら空室だらけ、
手入れもあまりされていない
ボロい老朽アパートだった。
いわば、不動産ならぬ「負動産」、
マイナスの価値しかない
不動産みたいな状態。
しかも、調べてみたら、
そのアパートは、これまでほとんど
交流のない親戚のBさんと
共有だったことがわかりました。
うーん、結構憂鬱ですよね。
だって、突然相続した
オンボロアパートだけでも
重荷なのに、
自分1人の意思だけでは、
さっさと売却もできない、
というのが共有。
ですので、
相続や不動産の教科書には、
「共有は「共憂」。なので避けましょう」
と書いてあります。
でも、すでに共有になっちゃってる。
さて、どうしますか?
○「共有は共憂」とは
共有は、一棟のアパートなど一つのモノ、
複数の人が所有することです。
ですので、売却など大事なことは
自分1人の意思だけでは決められません。
共有者の合意が必要なのです。
自分だけの意思でなんとでもなる
単独所有に比べて、
何事も一手間ふた手間かかる、
場合によっては共有者同士の考えが
衝突する可能性もある。
実際にそういう事例も多くあります。
だから「共有は共憂」という
言葉が生まれました。
仮に、自分の分(共有持分といいます)だけを
売却しようとすると、
なかなか買い手がつかない。
そういう不動産を買い取る
業者さんもありますが、
本来の価値が100だとして、
買取価格は半分の50くらいに
なってしまうこともあります。
買い取る側も
「共有のリスク」
を負担するわけですので。
(それでも、それを解決する
プロとしてのノウハウがあるから
買い取る業者さんも存在するわけです。)
冒頭のケースだと、
AさんBさん合わせて
200の価値がある物件を、
Aだけが売ろうとすると、
50になってしまうかも、
ということです。
しかも、自分だけ業者さんに売るというのは、
Bさんの気持ちを逆撫でする可能性もあります。
(Bさんの立場で考えるとそうですよね。)
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本日はここまで!
次回もお楽しみに!✨
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