不動産実務検定ブログ
2020/11/06
『続!不動産投資の絶望あるある4選 第1回』(全4回)
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
前回までは、大家を10年もやっていれば
かなりの確率で遭遇する『不動産投資あるある5選』
を、ご紹介させていただきました。
↓ ↓ ↓
▼『不動産投資の絶望あるある5選 第1回』
https://www.j-rec.or.jp/blog/314
▼『不動産投資の絶望あるある5選 第2回』
https://www.j-rec.or.jp/blog/317
▼『不動産投資の絶望あるある5選 第3回』
https://www.j-rec.or.jp/blog/321
▼『不動産投資の絶望あるある5選 第4回』
https://www.j-rec.or.jp/blog/324
▼『不動産投資の絶望あるある5選 第5回』
https://www.j-rec.or.jp/blog/327
本日からは、不動産投資をしていればかなり高い確率で
遭遇する『続!不動産投資の絶望あるある4選』を
全4回シリーズでお送りします!
もちろん今回も不安をあおるのではなく、
対処方法までしっかりお伝えいたしますので、
ぜひ、最後までお読みください!
●●● 続・絶望あるある その1 ●●●
ゴミ屋敷
大家になるとかなり高い確率で遭遇するのがゴミ屋敷です。
よくテレビで見るような、
足の踏み場もなくゴミが散乱しているあの悲惨な状況は、
はっきり言って大家なら誰もが一度は経験すると思います。
家賃が安ければ安いほど、
入居者が生活に困窮する確率は高くなりやすいです。
確率的には全体の5%ぐらいが、
ゴミ屋敷化する可能性があると思います。
通常ゴミ屋敷の発覚は、
入居者の部屋を訪れないとわかりません。
よくあるパターンとしては2つあります。
1つは、引っ越しの際の残置物で発覚するケース。
もう1つは、家賃の滞納督促で部屋を訪問したい際に発覚するケース。
ただここでは、
実際にあったちょっと特殊なケースをご紹介します!
外壁塗装のために足場を組んでのぼった際に、
ある部屋のバルコニーにコカコーラのペットボトルが
いっぱい捨てられていたのを発見!
そして、部屋を覗き込んでみると・・・
なんと部屋の中もコカコーラのペットボトルでいっぱい!!
さらに部屋の中を覗き込んでみると・・・
膝の丈くらいまでペットボトルがいっぱいで、
そのペットボトルの隙間からかろうじて煎餅布団が除いている状態でした。
どんだけ、コカ・コーラが好きなんだよ!!!!!
という感じですが、
このようにゴミ屋敷になってしまうと床も傷みますし、
湿気でカビだらけにもなりますので、
建物は確実に傷んでしまいます。
さらに長期ほっておくと臭いもひどくなって、
特殊清掃で脱臭しないといけないレベルになってしまいます。
ですので、ゴミ屋敷が発覚したら早急に解決を図った方いいです。
しかし、通常の普通借家契約ですと仮にゴミ屋敷になったとしても
その入居者を簡単に退去させることはできないので、
入居者とは必ず定期借家契約で契約をするのが鉄則です。
幸い今回ご紹介したケースは、
定期借家契約で契約を結んでいたのでその期間の満了とともに、
この入居者には、
原状回復費用を全額負担させて退去させることができました。
このように、定期借家契約でなければ早期の解決は困難になりますから、
新規の契約はもちろん、物件を購入した際の契約の蒔き直しも、
必ず定期借家契約で行うようにして下さい。
今回はここまでです。
次回は「続!絶望あるある その②」をご紹介します!
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂