不動産実務検定ブログ

2021/09/30

『意外と知らない「お金」の歴史』<後編>

こんにちは。
JREC相模原SGの西 富士男です。


全2回シリーズお伝えしております、

 
『意外と知らない「お金」の歴史』


前編はこちらをご覧ください。



いつも私達が日常使用している日本の紙幣ですが、
縦が全て76mmで揃っているのに対し、


横の長さは違うのです。


横の長さが違うのは、


目の不自由な人や、
ATMや自動販売機などの機械が


お金を識別するためだそうです。

 

自販機やATMは横サイズで判断しているのですね。

 

お札には偽造防止のための
日本屈指の最先端技術が施されているのも有名な話です。



 

例えば1000円札なら・・・



1.すかし(野口英世が浮かび上がる技術)。

2.潜像パール模様(角度によって「千円」と「1000」の文字が見える)。

3.すき入れバーパターン(光にすかすと1本の縦棒が見える)。

4.パールインキ(傾けると、ピンク色を帯びた光沢が浮かぶ)。

5.マイクロ文字(「NIPPON GINKO」という極小の文字が印刷されている)。

6.特殊発光インキ(紫外線をあてるとオレンジ色に光る)。

7.深凹版印刷(インクが表面に盛り上がるように印刷されている)。

8.識別マーク(目の不自由な方が指で識別できるよう、ざらつきのあるマークを導入)。


 

ちなみに2024年発行予定の新紙幣は・・・
 

1.肖像が浮かび上がって見える3Dホログラムを導入

2.光に透かすと図柄が浮かぶ『すき入れ』が高精細に。

3.高齢者や訪日外国人が増える事を仮定し、額面の表示は漢数字より洋数字が大きい

4.遠し番号9桁を10桁にする



 

新紙幣も日本の最新技術を駆使した凄い紙幣になります。

お札って見れば見るほど楽しめそうですよね。




ちなみに紙幣は3分2以上が残っていれば、
無償交換してくれるそうなので、
誤って破ってしまった時は日本銀行に持っていって下さい。

 

硬貨で言うと『5円硬貨』ですが、
皆さんどちらが表でどちらが裏か分かりますか?


 

実は5円と書いてある方が裏なんですよね。


よくこの5円玉は年始のお参りに行くと


『ご縁(五円)がありますよに』


なんてお賽銭で入れる人も多いですよね。


25円入れて
『二重にご縁がありますように』
なんて欲張っている人もいますが。


実は5円玉にはもっと深い意味があるんですよ。

5円硬貨のデザインは、


表面の稲穂が農業、水(横線の部分)が水産業、
歯車(穴の部分)が工業と、


当時の日本の主な産業を表しており、


裏面の双葉は、第2次世界大戦が終わって


新しく民主国家になった日本を象徴していると言われています。



まさに平和へのメッセージが込められた記念すべき硬貨なのです。
 

 

どうでしょうか?
 

皆さんが大好きな『お金』は意外と知れば知るほど深くないですか?

 

愛着を持って稼ぎ、育て、利用したいものです。

 

 

▼神奈川支部   西 富士男 講師
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/114




 

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