不動産実務検定ブログ
2022/04/04
『高齢者入居のリスクヘッジ』<後編>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
前回よりお届けしております
『高齢者入居のリスクヘッジ』
今回は <後編> になります!
後編もぜひお楽しみください♪
▼ 高齢者入居のリスクヘッジ<前編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/671
<後編>では、
『孤独死のリスクヘッジ』
についてお伝えしたいと思います。
孤独死の防止方法としては
◎ 民間の見守り制度
◎ 自治体の見守り制度
こちらを利用するケースが考えられます。
民家には例えば警備会社の
『ALSOK』や『セコム』が提供する、
高齢者サポートサービス
というのがあります。
これは、トイレや部屋にセンサーを付けて
動きがない場合に警備員が駆けつけるサービスで、
月数千円程度で利用ができます。
自治体の見守り制度については
消防署への緊急通報装置を、
無償で貸与してくれる制度があったり、
地域のスタッフが週に1回以上電話をかけたり
訪問してくれたりする制度があります。
また、大家としての対策として賃貸借契約時に、
電話で安否確認の際その電話に応答がなければ、
管理者がお部屋に入って確認するという許諾を
あらかじめもらっておいた方がいいと思います。
そして高齢者受け入れの際は『孤独死保険』への
加入を必須にするといいでしょう。
例えば『あそしあ』の少額短期保険には、
『大家の味方』という商品があります。
▼ あそしあ少額短期保険『大家の味方』
https://www.associa-insurance.com/product/rent.html
これは主に入居者の死に対する保険で、
もし、孤独死・自殺・殺人事件などの
死亡事故が起きてしまった場合に、
最大6ヶ月分の家賃と、
特殊清掃費用などの原状回復として
300万円まで補償されます
保険料も1室当たり月数百円と安いので
もしもの時のために加入をしておくことをおすすめします。
そして最後に、
『コミュニケーション』
いくら見守り制度や保険にがあったとしても
最後に行き着くのは我々大家や入居者同士の
コミュニケーションです。
これからの時代に何かあったら
すぐに連絡がもらえる
近所付き合いのお手伝いをするのも
大家さんの務めではないかと思います
例えば、今はコロナ禍で難しいかもしれませんが、
年に1・2回バーベキューパーティーを開いて
入居者同士がお互い顔見知りになっていただくことで、
もしもの時の連絡が「しやすい」
そして、その連絡を「受けやすい」
このような環境づくりも大切だと思います。
またこういった入居者同士のコミュニケーションを図ることは
防犯にも繋がりますのでぜひ参考にしてください。
今回のテーマはいかがだったでしょうか?
今後も皆様のお役に立てる情報を発信していきますので
ぜひご覧くださいね♪
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂