不動産実務検定ブログ
2023/01/30
『今後ローン金利はどうなるのか』<第3回>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
『今後ローン金利はどうなるのか』
▼『今後ローン金利はどうなるのか』
<第1回>
https://www.j-rec.or.jp/blog/865
▼『今後ローン金利はどうなるのか』
<第2回>
https://www.j-rec.or.jp/blog/867
こちらのタイトルでお送りして
おります今回のブログですが、
第3回目の今回もぜひお付き合い下さい♪
今回の日銀の実質利上げで、
投資戦略にどのような影響が
あるのでしょうか・・・。
結論から言うと、
今後住宅ローンや不動産投資ローンの
金利は上がってくる可能性があります。
ただし、
急激に上がるといったことではなく
直近では変動型の住宅ローンの金利は
上がることはなさそうです。
ただ、長期固定ローンはすでに金利が
上がり始めていて、
今後その影響で変動金利もゆっくりと
上がってくるイメージです。
その理由をもう少し具体的にお伝えします。
まず、住宅ローンの変動金利は
短期プライムレートで決まってきます。
今回日銀は10年国債の金利変動許容幅を
0.25%から0.5%に拡大しましたが、
短期プライムレートがベースになっている
変動金利型の住宅ローンは
影響を受けることがありません。
ところが、
もちろん固定型の住宅ローンは
長期金利の影響を受けますから、
フラット35などの長期固定型の
住宅ローンの金利は、
実際すでに上がってきています。
そして、
それにつられて変動金利も
今後上がってくる可能性があるんです。
実際ある投資家は今回の日銀の発表の翌日に
銀行の融資担当者から連絡があって、
今後の金利の変更について
打診があったようです。
この大家さんはちょうど、
短期固定金利の期間が終了して
新たな金利を設定する
時期だったということですが、
実際に銀行は現在の調達金利が
上がっているので
0.1%ほど現在の金利に上乗せしたいと
打診されたそうです。
このように今後短期金利は
さほど上昇していないのに
今回の日銀の利上げ方針を受けて
いわば便乗的な利上げ交渉を
される可能性があります。
今回はここまでです。
次回もぜひご覧くださいね♪
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂