不動産実務検定ブログ
2023/11/21
『インフレ時代は価値の保存が大切』
こんにちは。
J-REC公認 不動産コンサルタント
相模原SGの西 富士男です。
まずは私の簡単な自己紹介はこちらの
プロフィールをご確認頂けると幸いです。
▼ 西 富士男 プロフィール
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/114
この１年様々な商品の値上げがありましたよね。
今までの値上げは緩くて、
本当の値上げは2023年10月からが本番です。
誰しもが
『高いな・・』
と思う事が増えると思います。
200円を超えたガソリンがその口火です。
私はインフレによる継続的な物価上昇を
懸念し日々行動しています。
そして今こそ『価値の保存』への行動を
個人でも大家さんでもするべきだと
強く考えています。
世界的な異常気象や噴火による日照不足、
戦争、円安の影響があり
トータル的な影響で物価上昇になっています。
物価上昇だけならまだ良いが全く手に
入らなくなるリスクも高まる一方です。
食糧が入手出来なくなると思う理由は
沢山ありますが、
輸入に頼る日本で１つは物流問題があります。
物資を運ぶ船の燃料は高騰している上に、
燃料から出る窒素を抑える尿素水が
今無くなりつつあり、
何より世界中でドライバーが不足しているのです。
日本政府も海外からドライバーを誘致する事や、
タクシードライバーに至っては80歳まで認める
と決めました。
凄い世の中です。
2つ目は農家がお米や野菜を育てるのに
必要な肥料3大要素の窒素・リン酸・カリは
ロシアやベラルーシの比重が高く、
今輸入がされず無くなるリスクが
高まっている。
食糧が作れなくなる可能性が高くなるので
更なる価格高騰や食糧難が考えられます。
こんな時は『価値の保存』の考えを持って
行動する必要があると私は考えてます。
価値の保存を例えると、
2年後10,000円になる可能性がある物を
今100円で買えるなら買っておく必要がある
という考えです。
今100円で買えて、
2年後に10,000円になった時と
同じ効果があり利用出来る物ならば、
100円で価値を保存した事になり、
物価上昇のリスクを軽減・回避出来る
という考えです。
コロナ禍になり50枚250円で余る程
売っていたマスクが8,000円になり、
更には一時入手出来なくなったのは
記憶に新しいですよね。
その後、トイレットペーパーもあったかな？
マスクなら最悪しなくても生きていけますが、
食糧は無くなったら生きていけません。
極端な話し、今10億円の札束を
持っていたとしても物流が完全に止まり
食糧が入手出来なかったら
何の価値にもならないし生きられません。
ポイントはマスクの時もそうでしたが、
無くなる時は一瞬です。
インフレは食糧が一番反映されます。
複合的な理由でのインフレなので
短期的に収まる状況ではなく、
中長期は覚悟した方が良さそうです。
不動産投資で言えば、
給湯器やエアコンは故障をした瞬間から
入居者様に迷惑をかける機器は
備蓄しておく必要があるでしょう。
備蓄をしておらず給湯器やエアコンが
品不足で入手出来ない時代が来たら、
ホテル代立て替えなどかなり大きな負担が
大家を襲います。
そもそもインフレ時代は何事も
『今が最安値』
の考えで挑むべきで、
後から買う判断は賢いとは言えません。
価値が間違いなく目減りし続ける紙幣を
将来値上がりや、
無くなる可能性がある生活必需品を
今購入し
価値の保存をすることが重要だと感じます。
日本の場合は食糧危機だけでなく
天災地変や地震によるインフラ停止も
考えられ、
そんな時にも助けにはなるでしょう。
時々
『何も起こらなかったらどうするんですか？』
と聞かれる事がありますが、
いつもこう答えてます。
何も起きなかった事が一番良い
結果じゃないですか。
それを私は望んでますよ！
逆に起きた時、
あなたはどうするつもりなのですか？と…
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