不動産実務検定ブログ

2023/12/06

『建設業の2024年問題』<第4回>


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


▼『建設業の2024年問題』<第1回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1066

▼『建設業の2024年問題』<第2回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1068

▼『建設業の2024年問題』<第3回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1074



4回目の今回もぜひ、
最後までお付き合いください♪


実は人件費だけじゃなくて
建材や設備の値上げも深刻になっています。



確かにアメリカが利上げをした結果
米国内の住宅価格は下がってきましたが、


日本に関しては、


ウッドショックが終わったのに
建築費が一向に下がっていません。



むしろ去年に比べると7%くらい
上がっているというデータもあります


もちろん円安の影響はあるにしても


さすがに少しは下がってもいいのに、
なぜ下がらないのでしょうか?



それは、


建築工事費全体に占める
木材の割合は20%程度であって


◎ 実は他の建材や設備コストの
  割合の方が大きいから



そしてもう1つ価格が下がらない
大きな理由は、


◎ 日本は30年間もデフレで
  全く値上げができなかったから



だと思われます。


30年間も値上げを
できなかったわけですから、


メーカーも一旦上げた現在の値段を
簡単に下げるわけにはいきません。



特に設備機器の値上げは
顕著になっていて


例えば最大手のLIXILは、


トイレ、キッチン、洗面台の水回り関係の
値上げを昨年から実施していて、


さらに今後も値上げをしていくと
発表しています。



というわけで残念ながら
人件費だけではなく


現在のコストも下がる見込みは
全くないと思われます。



今回はここまでです。


次回は最終回。


ぜひ、ご覧くださいね♪


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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂