不動産実務検定ブログ

2023/12/21

『意外と多いローン奴隷』

こんにちは。

J-REC公認 不動産コンサルタント
神奈川第1支部 相模原SGの西富士男です。

前回のブログはコチラです。

『インフレ時代は価値の保存が大切』
 

『捨てる勇気が必要な時代』
 

まずは私の簡単な自己紹介はこちらの
プロフィールをご確認頂けると幸いです。

▼ 西 富士男 プロフィール
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/114

自宅用のマイホームであれ、
不動産投資用であれ、

ほとんどのケースで係わってくるのがローン。

不動産投資の場合、レバレッジを効かせて
収入を得るということが何よりもメリットであり、

ローンなくしてこのメリットは成立しない。

私のローンに関する考えは

『銀行にも貸し手責任はある』

というのが基本です。

ローンを抱えて一番懸念するのが、
返済不能になったときの事ですよね。

もともとは政府が不況を改善しようと、
手っ取り早く一番大きなお金が動く
住宅ローンに目をつけ、

破れかぶれでとった政策が住宅ローン減税や、
金融機関自身も不動産投資アパートローンの
融資の緩和でした。

日本の金利は世界でも例を見ない超低金利です。

国民の懐に眠っているお金を引き出させて
不動産を購入してもらい不況を乗り切ろう
という政策でした。

ただ、住宅ローン控除があるからと言って、
慌てて購入することは

何より避けなければいけません。

相場より高い金額で購入してしまっては
意味がありませんから。

忘れてはならないのは、

低金利といってもいつまで
この状況が続くとは限らないのです。

むしろ金利上昇という事態が発生する
可能性の方が高いのは明らかなので、

その事も視野にいれてローンを検討しましょう。

ローンを組むことは自分の人生が
ローンに縛れれないことが何より大切です。

『ローン奴隷』になってはいけません。

ローンを組んだがために
精神的に返済に追われ、

人生そのものが金融機関の奴隷に
陥ってしまう人がいますが、

あまり良い話しではありません。

昔、ローンの返済が出来なくなり、
生命保険で払おうと電車に飛び込んで
自殺をしたという話しを

実際に聞いたことがある。

その親族の方は『支払い』なら良いが
『死払い』は絶対に駄目と強く言っていた。


ローンを組むがために、夕食が数品減るとか、
楽しみを削ってまで返済を優先させるとか、

ましてや違うところから借金をしてまで
支払いに当てるなんてとんでもないことです。

きっと家庭崩壊、人生崩壊に繋がる要因です。

この理由で売却相談を受けたことも多数あります。

何のために夢のマイホームを手に入れたのか、
何のために不動産アパートローンを組んで
収益不動産を手に入れたのか、

分からないですよね。

そもそも金融機関への返済順位は人生において
一番優先ではないと思います。

実はアメリカでの常識は

『食・寝・職・学・遊』

の次くらいにローン返済なのです。

けっこう低いのです。

日本人は借りたものは、
命に変えてでも返済するのが
当然だと考えている人がいます。

よく考えてみて下さい。

金融機関側からすれば、
お金の貸し借りは商行為なので、

成功もあれば失敗もあるのです。

どうしても厳しい局面があるならば、

しかるべき人・組織に相談をして
淡々と冷静に対応していき、

次の人生のスタートをするまでです。

その間だって、『食・寝・職・学・遊』は
止める必要は全くありません。

これは人生の楽しみですから。

日本人って本当に真面目なんですよね。


その真面目さを逆手にとって
国の法律や金融機関が、

いかにも逃れられないようなイメージで
利用しているだけです。

何度も言いますが、

貸し手責任も本来はあるべきなのです。

住宅ローンを組む場合は3つのポイントを
押さえて借りましょう。

1.借りれる金額ではなく返せる金額を借りる
 (不動産投資は別)
2.ボーナス払いはしない
3.退職金も当てにしない

と基本的なことです。

(でもほとんどの人がこの基本が守れていないのが現実なのです)

将来の収入に関しては希望的観測の収入を
一切排除することが安全な住宅ローンを
組む上での秘訣です。

くれぐれもローン返済を命で引き換えるような

『死払い』なんて

考えないようにしましょう。

ローンと命、比べるのもバカバカしいくらい
『命』の方が重いし尊いに決まっています。

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