不動産実務検定ブログ
2024/02/21
『ついにプロパンガススキームが終了』＜第４回＞
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です。
▼『ついにプロパンガススキームが終了』
＜第１回＞
https://www.j-rec.or.jp/blog/1113
▼『ついにプロパンガススキームが終了』
＜第２回＞
https://www.j-rec.or.jp/blog/1117
▼『ついにプロパンガススキームが終了』
＜第３回＞
https://www.j-rec.or.jp/blog/1121
４回目の今回も
ぜひ、最後までお付き合い下さい♪
実際にこちらの令和３年の調査によると
プロパンガス会社の約半数が
大家さんや管理会社からの要求に応じて
無償サービスを提供している
ことがわかります。
無償サービスはプロパンガス会社の
契約戸数が多いほど行われていて
例えば、
◎ 150戸まで ➡ 29.1％、
◎ 151戸～300戸まで ➡ 45.2％
◎ 2,500戸まで ➡ 84.3％
◎ それ以上 ➡ 90.6％
が、無償サービスを提供した
ことがあると答えています。
例えば、
給湯器の設置費用は一般的には
15万円～20万円くらいかかりますが
ガス機器はプロパンガス業者が
販売していることもあって
比較的安価でガス機器を
提供できると思います。
なので仮にその費用がガス料金に
上乗せされることになっても
金額が大きくなかったため
入居者が負担する料金として
その費用の問題は
顕在化してこなかったんです。
例えば新規に買った中古アパートの
リフォームをする場合は
たとえ都市ガスが供給されている
エリアであっても
あえてプロパンガスに変更することで
◎ 古くなった設備機器を
無料で新品に交換してもらう
ということも行われていました。
大家さんにとっては設備を無料で
新しくしてもらうことで
月々の家賃を安く見せられる
メリットがあり
プロパンガス業者は
設備を無料で提供することで
契約先を拡大することが
できていたわけです。
しかしその設備コストは
ガス料金に転嫁されて
入居者さんの負担が増えるという
構図になっていたんです。
つまり、
不動産投資家とプロパンガス業者は
極めて親密な密月関係になっていたんです。
そしてその陰で、
入居者さんは大きな負担を強いられて
いたということになるわけです。
ちなみにこれまでは
ガス料金に対してガス代以外の費用を
上乗せすることに関して
法的には明示する必要はありませんでした。
なのでこのような
いわゆるプロパンガススキームが
不動産投資家の間では当たり前に
行われていたわけですが、
最近はガス業者同士の営業が
激化してきたせいで
エアコンとか温水便座とか
インターホンとかWi-Fiなど、
ガスの供給と関係ない設備も
無償提供され始めていたようです。
そしてそのコストは入居者に転嫁され
負担が増えていったために
この問題が顕在化し
今回プロパンガススキームが
規制されることになりました。
今回はここまでです。
次回もぜひご覧ください♪
---------------------------------------------------
◆◆ マスター認定短期集中講座講座 ◆◆
ウラケンこと代表理事の浦田健も登壇する
短期集中講座のお申込を受付しております。
浦田以外の講師陣も
すばらしい講師ばかりです。
２級から一気に学ぶことができる
短期集中講座は１年に１回のみ開催の
貴重な講座になっております。
新しい出会いの場にもなるこちらの講座
ぜひ、ご受講いただければと思います！
お申込心からお待ちしております♪
『2024年度 マスター認定短期集中講座』
▼ 詳細＆お申込みはこちらから
https://www.j-rec.or.jp/kouza/master.html
---------------------------------------------------
■■ 不動産実務検定Ｔシャツ 販売中 ■■
ウラケンがYouTubeの時などに着用している
『不動産実務検定Ｔシャツ』販売中です！
※他のデザインもあります♪
▼ お申込＆詳細はこちらから
https://www.j-rec.or.jp/topnewstopics/113
---------------------------------------------------
不動産実務検定は
「いつでも」「どこでも」「誰でも」
学べる講座になっています。
不動産の基礎から詳しく学べます！
ぜひ、ご受講下さいね！
▼ 受付中の講座はこちらから！
https://www.j-rec.or.jp/schedule
お申込心からお待ちしております♪
一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂
