不動産実務検定ブログ

2024/03/04

『ついにプロパンガススキームが終了』<第6回>


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です。


▼『ついにプロパンガススキームが終了』
  <第1回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1113

▼『ついにプロパンガススキームが終了』
  <第2回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1117

▼『ついにプロパンガススキームが終了』
  <第3回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1121

▼『ついにプロパンガススキームが終了』
  <第4回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1124

▼『ついにプロパンガススキームが終了』
  <第5回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1130



6回目の今回も


ぜひ、最後までお付き合い下さい♪


もちろん打撃を受けるのは
大家さんだけではありません。



プロパン業者も
今回規制がかかることで


これまでのような大胆な営業活動が
できなくなります。


さらに、


ガス料金の相場は下がるはずなので
ライバル業者との競争も激化するはずです。



なので、


規制前のような利益は出なくなることは
容易に想像ができます。


ちなみに、


今回の規制で一体誰が
1番得をするのでしょうか。



それは・・・


当然入居者です!


これまでのように設備費の
上乗せがなくなり


ガス料金が大幅に安くなりますので
入居者にはメリットしかありません。



ところで、


◎ これまで払っていた余分な
  上乗せ代はどうなるのか?



というと、


経産省では過去の行為に遡って
禁止義務をかけるものではないとしつつ


既存の契約であっても施行後の
契約更新のタイミングでは


この規制の対象になるとの
考え方が示されています。


つまりどういうことかというと、


過去の余分な請求に関しては
目をつむりますが、



今後契約を更新する時には
家賃に設備費を上乗せしないで!



ということになります。


ただこの辺の線引はまだ
明確にはなっていないようなので


今後の動向を見守っていく
必要があると思います。


なお、


今後経済産業省として、


2024年の春には
液化石油ガス法の省令を改正し



2025年度より規制の運用
を開始することになっています。



今回はここまでです。


次回は最終回です。


ぜひご覧ください♪


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J-REC事務局 横山千穂