不動産実務検定ブログ
2024/05/02
『家族の絆を深める賃貸経営』<第24回>
岐阜支部の高橋利典と申します。
家族の絆を深める賃貸経営の続き。賃貸経営の可能性を拡げる時価の考え方
について。
今日も、家族との絆について
考えていきたいと思います。
まずは、私のプロフィールをご覧ください。
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/236
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~前回までのブログ紹介~
→ <第1回> <第2回> <第3回>
◎ 生命保険と賃貸経営について
→ <第4回> <第5回>
◎ 意思決定に寄りそう人を目指したい
→ <第6回> <第7回>
◎ 不動産投資について思うこと
-父からもらった「方便」について
→ <第8回> <第9回>
◎ 贈与契約書と確定日付印
-名義預金の相続税課税にご注意
→ <第10回>
◎ 祖父とつながる
空室物件でのNPO活動
→ <第11回> <第12回>
◎ 所有不動産の出口を考えた投資とは?
家族に喜ばれる賃貸経営
→ <第13回>
◎ 内村鑑三氏【デンマルク国の話】
ダルガス父子の植林事業に学ぶ
→ <第14回> <第15回>
◎ 相続時の時価と代償分割について
→ <第16回> <第17回>
◎ 財産を分割しやすくするアイデア
代償分割とは?
→ <第18回> <第19回>
◎ 先手のご挨拶
→ <第20回> <第21回>
◎ DIYで家族の絆を深める
→ <第22回> <第23回>
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本日は<第24回>です。
『税理士として』
について解説していきます!
税理士として空き家や自宅の売買申告代理に
かかわる機会が多々あります。
関与先様を通じてご紹介を受け
関与させていただいた自宅の譲渡
非常にドラマチックだなと思う
出来事がありました。
Aさんはご主人様から受けとった相続財産を
売ることになり
売却後は娘さんご夫妻とご一緒に
生活することが決まりました。
このAさんが日頃から心がけていた習慣が
所得税の確定申告のを
お手伝いさせていただく上で非常に
よい効果をもたらしました。
Aさんは過去リフォームをされた状況を
つぶさにメモし、
金額やリフォーム時期などを克明に
記録をされていました。
また、実際に不動産屋さんとお会いになり、
売却までの計画を立てて
媒介契約書の締結からHPに掲載された日、
実際に売買契約書を締結した日から
何から何まで
さらに克明な記録を残されていました。
Aさんがリフォームの記録を克明に
残されていたことで不動産屋さんは
優先的に売却を進めることが
できたことは言うまでもありません。
さらに克明なメモから
媒介契約→売買契約書を交わした日づけまでの
スケジュールが早期であったことが証明されて、
買い主の買いモチベーションと、
売り主の売りモチベーション
どちらが高かったのか?
という事実が証明される結果となりました。
自宅や田畑、山林など、
一括で譲渡された物件でしたので、
一筆一筆の売買価格の解釈は税理士が行います。
居住用不動産の3000万円特別控除の特例を受ける部分に、
大きくウェートをもっていきすぎると
税務署から疑義が入るケースもありますが、
売り急いでいなく、リフォームにしっかりと
時間と費用をかけたケースでは、
評価額案分法よりも、
直接控除方式で宅地及建物値打ちで
宅地の譲渡対価を決めたほうがよいと判断し、
特例控除を多く使いました。
後で、Aさんにインタビューをしますと、
克明なメモを残された理由として、
「後に残された家族が困らないように…」
とメモをされた動機を
笑顔で語っておられました。
克明なメモが思わぬ
節税につながることがあります。
ちょっとした習慣が
家族に喜ばれることがあります。
Aさんには幸せの連鎖が起きているのだと
感じました。
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本日はここまで。
次回もお楽しみに!✨
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