不動産実務検定ブログ

2024/06/03

『コーヒー1杯700円のル〇アールはなぜ潰れないのか?』<第3回>

こんにちは!
J-REC事務局の中村です。

本日のブログは、前回の続きです。

ルノアールの意外な出店戦略に
迫っていきたいと思います。

飲食業だけではなく不動産投資を
考えた時にいかに立地が重要か

というテーマでお送りいたします。


前回のブログ → <第1回>
         <第2回>

ではいきます('ω')ノ

● 平成23年は4億円

この立退料は、銀座マロニエ通りの
店舗の立退料だと言われていて

毎年の利益の半分を立退料で
立退料で稼いでいる年もあるんです!

もちろんルノアールは上場企業なので、
立退料を収益の柱にしていることは
ないと思います。

しかし上場企業の店舗開発部門には
必ず不動産のプロがいますから

出店の際は将来立退きを迫られた際に
どれくらいの立退料をもらえそうか?

は絶対にチェックしていると思います。

ですが・・・

ルノアールが潰れない理由は
立退料だということではありません。

であれば・・・

立退料の相場一体どうやって
決まるのか?

そしてもしあなたが
オーナーの立場だったとして

高額な立退料せびられないように
するためには一体どうすればいいのか
についてしっかり学んでいきましょう!

では最初に立退料の相場についてですが


東京高裁の判例では契約の時期、
契約の内容、契約後にテナントが
その建物をどう利用していたのか?

そして家主がどういう事情で
解約申し入れをしたのか?

双方にはどのような事情があるのか?

このようなことを勘案して裁判所が
その裁量によって決めるとされています。

つまり

テナントの事情としては契約期間だと
その店にいくら設備投資したのか

お客様の関係、売上とか
移転するコストとか

移転期間中の営業補償とか単に
立退の手間だけではなく商売の存続に
関わってくるので

特に飲食テナントの立退料は
非常に高くなるんです!


本日はここまでです。
次回もお楽しみに。


以上J-REC事務局の中村でした(бвб)

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