不動産実務検定ブログ
2024/06/10
『米国債で夢の配当生活を実現!』<第1回>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です。
今年から新NISAが始まり多くの方が
積立投資を始めていると思いますが、
今回は老後生活が視野に入ってきた
50代60代の方に
ローリスク・高利回りの投資法を
お伝えしたいと思います。
その投資法とはズバリ!
◎ 米国債投資
です。
ウラケンいわく今が債券投資の
チャンスだということで
最近ドル定期預金に入れていたお金で
米国債を購入したそうです。
普段投資と言えば、
株・金・不動産
をイメージする人は多いと思いますが、
国債に投資するというのは
あまり馴染みがないかもしれません。
というのも国債は利率が低すぎて
投資妙味があまりないと
考えられているからかもしれません。
確かに今日本の国債は
10年債でも0.9%程度なので
銀行に預けるくらいならいいかな
くらいの感覚しかないと思います。
しかし、
今アメリカの国債の長期利回りは
4.5%を超えるものが沢山あるんです。
しかも金利と債券価格は
逆相関の関係になっていて
今後アメリカは利下げが
予想されていますから
米国債の価格は上昇する可能性が
高いと思います。
そこで今回は、
◎ なぜ50代60代の人に
米国債投資が適しているのか?
◎ なぜ今ウラケンは
米国債を購入したのか?
◎ そもそも債券投資とは何なのか?
そのメリットデメリットを
お伝えしていきます。
そして最後には、
新NISAを使って米国債に
投資する方法もお伝えしますので
ぜひ、最後までお付き合い下さい♪
それではまず、
◎ 債券(国債)の基礎知識
からお伝えしていきます。
債券というのは国や企業が発行する
借金のことです。
例えば、
国が新しく道路を作ったり
福祉に使うお金が必要な時
お金を調達しますよね。
その時に発行される借用証書が
『債券』というわけです。
ちなみに会社が発行するものを
『社債』と言って、
社債を発行したお金を使って
設備投資をしたり商品開発を
したりするわけです。
つまり、
私達が国債を買うということは
国にお金を貸してあげてる
ということなんです。
国債を購入すると
国から利息がもらえますし、
例えば10年債であれば10年経つと
元本が丸々戻ってくるんです。
つまり国債は
・投資家に対して定期的な利払い
・満期時に元本返済
を約束するものなんです。
ちなみに国債には、
「利付債」と「割引債」があって
利付債とは、
半年に1回とか年に1回とか定期的に
利息がもらえる債券のことで
満期時には額面金額が
返済される債券です。
一方で割引債というのは、
利息が定期的に支払われない代わりに
その利息分だけあらかじめ価格が
額面金額から差し引かれている
債券になります。
そのため別名「ゼロクーポン債」
とも言います。
利息がないため
定期的なキャッシュフローを
得ることができませんので
配当生活を当てにしている人は
利付国債の方がいいと思います。
ということで、
国債のメリットとしては
【安全性】
・政府が発行するので信用リスクが低い
・償還日に元本が返ってくる
【安定収入】
・定期的に利息が受けられる
【流動性】
・市場でいつでも売買できる
逆にデメリットとしては
【低利回り】
・安全性が高い反面、利回りが低い
【変動リスク】
・途中売却の場合には損が出る可能性あり
【長期投資】
・安定運用のため長期投資が前提
ここで債券の価格変動リスクについて
もう少し詳しく解説したいんですが
これについてはタイミングによっては
メリットにもなるんです。
なぜなら冒頭でお伝えしたように
債券価格は金利とは
逆相関の関係にあるからです。
具体的には市場の金利が上昇すると
債券価格は下がり
利回りが上昇します。
逆に市場の金利が下がると
債券価格は上昇して
利回りは低下するんです。
例えば100ドルの額面を持つ債券を
利率3%で購入したとします。
この債券は毎年3ドルの利息が
もらえるわけです。
もしこのあと市場の金利が
2%に下がったら
新しい債券からは100ドルに対して
2ドルの利息しかもらえません。
その結果毎年3ドルの利息をもらえる
既発の債券はより魅力的になるので
その価格は上昇するわけです。
その結果、
既発債券の価格が
110ドルに上昇した場合
100ドルで購入した投資家は
債券を売却すると
10ドルのキャピタルゲインを
得ることができます。
逆に市場金利が4%に上昇した時は
どうなるでしょうか?
当然より利率の高い後発の債券の方が
魅力的になりますから
利率の低い既発の3%の債券価格は
下がることになるわけです。
ということで
国債の特徴をまとめると
国債は国が潰れない限り安全で
買った時の利息は
満期までずっと受け取れて
満期になったら元本が
全額戻ってきますし
金利が下がれば国債の価格は上がって
キャピタルゲインを得ることもできる。
つまり
「ローリスクで運用しながら
安定的な配当を得ることができる」
のが国債というわけです。
今回はここまで。
次回もぜひご覧くださいね♪
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂
◆◆ よこやま今日のひとこと日記 ◆◆
来週の日曜日は父の日ですね!
父の日といえば・・・
父の日が近くなったある日の横山家。
まだ学生だった横山が家に帰ると
父の日特集の広告がTVの画面に
貼られていてるという(笑)
犯人は横山父。
なんともお茶目な横山父でした。
そんな父もかなり前に
お星様になってしまいましたが
父の日には大好きだったビールを
お供えしたいと思います♪