不動産実務検定ブログ
2024/09/10
『インフレの津波から自分を守る仮想通貨投資』＜第３回＞
石川雅巳です。
▼ 石川雅巳講師 プロフィール
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/230
私は、最初にビットコインの
仕組みを教えてもらったときに、
それがインフレヘッジとして
有力だと思いました。
ビットコインは単なる電子データですが、
ブロックチェーンというシステムを採用し、
強いセキュリティで
データが守られています。
そこでは改ざんが事実上不可能、
一度そこに記録されたら
半永久的に記録が残る
という特質があります。
また、全世界のネットワーク参加者が
システムを支えており、
中央管理者がいません。
多くの参加者が全て取引記録を
保管しているので
中央コンピュータに侵入してハッキング
ということができないのです。
また、管理者の一存で勝手に
データが変更されることもありません。
そのような強いセキュリティを持つ
プログラムで
発行上限２１００万ビットコインが
保証されています。
それ以上には発行できません。
また、４年に１度くらい
半減期という時期が訪れます。
ビットコインは１０分に一度くらい
ブロックという取引記録の塊を作り、
それをチェーンのようにつなぐことで
改ざんが困難な取引記録にするのですが、
このブロックを作成した参加者に
報酬としてビットコインを与えます。
プログラムが出した難しい計算問題を
最初に解いた参加者がブロックを作成し
報酬をもらうのです。
この競争してブロック作成することを
マイニング、
もらえる報酬を
マイニング報酬、
ブロック作成する人達を
マイナー
といいます。
ビットコインでは
４年に１度くらいこのマイニング報酬が
減らされる時期があります。
２００９年に始まったビットコインの
マイニング報酬は当初は
５０ビットコイン、
２０１２年に最初の半減期が来て
２５ビットコイン
２０１６年に２回目の半減期が来て
１２．５ビットコイン
２０２０年の３回目が来て
６．２５ビットコイン
そして今年の４月２０日に４回目が来て
３．１２５ビットコインに減りました。
このようにセキュリティの高い
ブロックチェーンというプログラムで
データが保護された上、
有限性が保証され、
４年に１度くらい半減期が来て
供給量が減らされ、希少性が増す、
こういったシステムだから、
そのシステムを信用する人々が増えて
値段をつけているのです。
反面で、日本やアメリカの政府は
際限なく借金して国債を発行し、
中央銀行はどんどんと法定通貨を発行し
法定通貨の価値を薄めています。
こういったシステムに不信感を持つ人達が、
資産を守るために供給量の有限性が
プログラムで保証された
仮想通貨に逃げ込んでいるのです。
今や１ビットコインの値段は
１０００万円くらいとなり、
ベンツが買えるくらいの値段に
なってしまいました。
この辺の詳しい話しは
書籍にも書きましたので
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