不動産実務検定ブログ

2024/12/24

『家族の絆を深める賃貸経営』<第40回>

家族の絆を深める賃貸経営
         
こんにちは。
岐阜支部の高橋利典と申します。

家族の絆を深める賃貸経営の続き。

賃貸経営の可能性を拡げる
時価の考え方について。

今日も、家族との絆について
考えていきたいと思います。

まずは、私のプロフィールをご覧ください。
https://j-rec.or.jp/koushi/show/236

~前回までのブログ紹介~
https://www.j-rec.or.jp/docs/ttblog08.pdf

本日は<第40回>です。

-退き際の美学―』 です!

ノアの箱舟の話を書いた後で、もう一つ 
興味深い文学の話をさせていただきます。

ロシアの小説家トルストイの書いた短編説話、
「人にはどれほどの土地が必要か?」をご紹介します。
 
物語の主人公パホームという農民は
「自分自身がたくさんの土地を持っていれば
悪魔など恐るるに足らず」と考えている。
パホームは悪魔が自分の考えを知らない
と思っていたが悪魔にはすべてがお見通しだった。

彼は農民として活動するうちに
多くの土地を手にするが、
そのこと自体が彼を苦しめる。

隣人とのトラブルに悩むのである。

しばらくして、彼は別の村のもっと広い土地に移り住む。

ここで彼は成功し耕作により
小さな財産を蓄えることができたが、

彼は借地で作物を育てなければ
ならないことが不愉快だった。

彼は、広大で肥沃な良い土地を売却し、
パキシール人に紹介され、
たくさんの広大な土地を持った素朴な人達に出会う。

パホームは出来るだけ低価格で
比類なき広大な土地を手にしたいと交渉を開始する。

そしてその人達からユニークな提案を受ける。

彼が夜明けからスタートし、
途中で鋤でマークし折り返し、

日没までに帰ってくることができれば、
彼がその土地すべてを手にすることが
できる約束をしたのである。

支払いは1000ルーブルという約束になった。

パホームが日没までに帰って来れなかったら、
1000ルーブルも土地も失うという約束をする。

出発前夜、パホームは悪魔がほくそ笑む足元で
自分が死んでいるところを夢に見る。

翌朝彼はできるだけ多くの土地を
手にするためにスタートする。

遅くまで歩き回って直前まで土地に印をつけていく。

日没近くになって彼はずいぶんと
遠くまで自分が来たことに気がつき、

あわてて走ってスタート地点まで帰ろうと試みる。

ちょうど日が沈む頃、彼はスタート地点まで
帰ってくることができ、パキシール人達は
彼の幸運をたたえる。

しかしながら、彼は休みない走りに疲れ果てて
倒れ息途絶えてしまう。

彼の使用人はたった6フィートの長さの墓に彼を埋葬し、
ようやく物語のタイトルの答えの結論がここに出る。

いかがでしたでしょうか。

当初どうしてあなたが不動産投資を
はじめようと思ったのか?

原点を思い出されたでしょうか。

不動産投資は当初 より豊かな生活をしたい
と思ってはじめたものなのに、
それによってトラブルに巻き込まれたり、

所有欲に固執してしまい出口を
見失ったりしてしまうこと、
陥りがちなところではないでしょうか。

連戦練磨の戦国武将、織田信長や豊臣秀吉なども、
実は何度も何度も窮地に立たされています。

窮地に陥った時こそ二人の逃げっぷり、
捨てっぷりは立派だったようです。

不動産も売却して、次の展開を
図るべき時期が必ず訪れます。

その時の引き際の度胸を
しっかりと養っておくことが必要です。

そして、いざという時の退路又は出口を 
しっかりと確保しておきましょう。

---------------------------------------------------

本日はここまで。

次回もお楽しみに!✨

---------------------------------------------------


不動産実務検定は

「いつでも」「どこでも」「誰でも」

学べる講座になっています。

不動産の基礎から詳しく学べます!

ぜひ、ご受講下さいね!

受付中の講座はこちらから!
https://www.j-rec.or.jp/schedule

お申込心からお待ちしております♪