不動産実務検定ブログ

2025/07/17

『売却したくない地主系大家さんのための土地活用術』

みなさん、こんにちは!
J-REC理事の西山雄一です。


不動産投資の世界では


「出口まで考えろ」
「出口が大事だ」


とよく言われますが、
これはまさにその通りです。


不動産投資家であれば、
売却して利確することに


あまり抵抗はないでしょう。


しかし、地主系の大家さんは
少し事情が違います。


なぜなら、


「先祖代々受け継いだ土地」


という意識が強く、
そもそも売却という選択肢が


最初から存在しない方も
多いからです。


そうなると、


「いかに長期にわたって
競争力を保ち続けるか」


を前提に、


物件の企画・建築・維持を考える
視点が欠かせません。


実際、不動産投資や
土地活用の分野では


「企画が8割」
とよく言われます。


言い換えれば、
事業計画の質が、


その後の収益力を大きく
左右するのです。


私自身も、
もう20年以上前になりますが、


ある一冊の本と出会い、
そこから大きなヒントを得ました。


その書籍が


『「Sカーブ」が不確実性を克服する
―物理学で解く2000年の経営』
(セオドア・モディス著/
東急エージェンシー出版部)


というもので、将来予測の理論を
物理学的に読み解く内容でした。


当時はまだ「在宅勤務」や
「リモートワーク」という言葉が
一般的ではない時代でしたが、


この本から着想を得て、
私は「在宅SOHO専用物件」という


コンセプトを立て、
そのテーマに沿った設計で
物件を建てました。


「SOHO」という言葉自体は
今ではあまり聞かれなくなりましたが、


時代とともに「フリーランス」
「テレワーク」「リモートワーク」と
表現が変わり、


その結果、この物件は
20年以上にわたって競争力を維持し、


むしろ時代の流れとともに価値を
高め続けています。


コロナ禍で多くの大家さんが慌てて
リモート対応に追われる中、


私の物件は手を加えることなく、
そのまま対応できていました。


地主系の大家さんの中には、
ハウスメーカーからの提案を


そのまま受け入れてしまう方も
少なくありませんが、


売却を検討しない
前提での土地活用では


「未来を読む力」が
試される分野です。


だからこそ、「何を建てるか」ではなく、
「どんな暮らしを20年後も支えられるか」


という視点で企画・設計を練ることが、
本当に大切だと思います。


もし今、ハウスメーカーの提案に
少しでも不安があるなら、


一度立ち止まって、
自分の土地の未来を


「自分自身の頭」で考えて
みてください。


将来を見据えて、
自ら考えて企画を


立てた物件こそが、
時代に左右されず、


長く入居者に選ばれ続ける
「本物の資産」になると思います。


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