不動産実務検定ブログ
2020/08/21
『賃貸派!持ち家派!の価値観の違い』
みなさん、こんにちは!J-REC事務局の内山です!
色々なところで「持ち家派VS賃貸派!」のような言葉を見かけますが、今回はそのと持ち家と賃貸について比較をしていきたいと思います。
まず、持ち家派と賃貸派の価値観の違いですが、
賃貸派の意見としては、この先、終身雇用が崩れて収入が約束されていない世の中で、
・多額のローンを抱えたくない・・・
・賃貸の方が住み替えがしやすい
ということがあります。
また、持ち家を買った途端に転勤が決まった・・・なんてことになると困りますが賃貸であれば身軽に移動が出来ます。
次に、持ち家派の意見ですが、
・マイホームが夢!!
・賃貸だと支払った家賃が形として残らないので損しているのではないか・・・
・家賃がもったいない!
また、老後に家を貸してもらえないのではないか・・・という不安もあります。
持ち家派、賃貸派、お互いにはもちろんリスクもあります。
持ち家派のリスクは、新築の場合、買った途端に値が下がるリスクがあるということです。
新築で購入した物件には、当然、建築会社などの利益が上乗せされています。
実際の相場よりも高い金額で購入することになるため、たとえ購入後すぐに売却したとしても、基本的に購入金額より2~3割程度は価格が落ちてしまいます。
また、すぐに引越しが出来ないというリスクもあります。
長期にわたるローンを組んだ20年後、30年後にどのような生活スタイルになっているのか?職場がどうなっているのか?というのはなかなか想像できないことです。
持ち家派に比べると少なくなりますが、賃貸派にもリスクはあります。
先にあげた、老後は家を借りられないのかもしれないというリスクです。
では、次に、持ち家と賃貸では経済的にどちらが得なのか、具体的なコストを比較してみます。
比較条件として、
3,500万円の家を買って、家賃相場は12万円、30年間同じ家に住んだと仮定して計算してみたいと思います。
持ち家購入の場合は購入の条件として、物件価格が3,500万円で、頭金500万円、諸経費が150万円とします。
ローンは3,000万円で、金利が3%、返済期間は30年元利均等返済とします。
そして、管理費が1万5,000円、修繕積立金が1万円、修繕リフォーム費用が30年間で200万円、さらに毎年払う固定資産税・都市計画税が12万円とします。
賃貸の場合は、家賃12万円で、敷金・礼金・仲介手数料を3ヶ月分払うとします。
更新料は、2年ごとに1ヶ月分払うということが条件です。
上記のケースで30年後にどうなるのでしょうか??
賃貸の場合、30年間の家賃の支払い総額は4,300万円ぐらいになります。
一方、ローンで持ち家を買った場合の支払額は6,700万円ぐらいになります。
この差は2,400万円です。
さらに20年間、合計で50年間住んだということを想定して、シミュレーションしてみると、賃貸も持ち家も総支払額は同じになります。
だったら「物件が自分のものになる持ち家の方がいいじゃないか!」と思われるかもしれませんが、ここで見逃してはいけない重要なポイントがあります。
それは、頭金の取り扱いです。
例えば、賃貸派の人が使わなかった頭金500万円と固定資産税・都市計画税は、30年間で合計1,300万円になります。この合計を1%の複利で30年間運用していくと、だいたい合計で2,100万円になります。
賃貸派の人は30年間で4,300万円の家賃を払いますが、使わなくて済んだお金を運用していくと、現金が2,100万円残っているという状態になるのです。
先程、賃貸と持ち家の30年後の差が2,400万円とありましたが、それに加えて賃貸派の人の手元には2,100万円のお金が残っているということになります。
すると、賃貸派の人は持ち家派の人より合計4,500万円もお得という風に考えることもできます。
つまり、持ち家派の人は3,500万円の家を購入して30年間が経った後にその家が4,500万円以上の価値になっていないと、得だとは言えないわけです。
30年後に3,500万円で買った家が4,500万円で売れるかどうかで損得を考えるということですね。
家を買うということは不動産投資をすることと同じです。
買う前にしっかりと知識をつけ、失敗しないように勉強をしましょう!
不動産実務検定では全国各地の認定講座でライフプランニング、不動産投資、満室経営、税金対策、建築、ファイナンス、土地活用コンサルティングなど幅広い知識を学ぶことができます。
▼講座開催一覧
https://www.j-rec.or.jp/schedule
オンライン講座も開催しておりますので安心してご受講いただけます!
最初から受講するのは不安・・・という方は無料体験講座からお申し込みください♪
▼無料体験講座一覧
https://www.j-rec.or.jp/othersemi/taiken_koza.html
▼後書き
寝室にクーラーがなくそろそろ限界でしたので、敷布団を買いリビングで寝る生活をしています(^^;)
ですがやはりクーラーを使用して寝るとなんとなく調子が良くないです。
解決策を考える毎日です・・・。
こまめな水分補給をして熱中症にお気をつけてお過ごしください♪
以上、J-REC事務局の内山でした♪
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ぜひ、フォローしていただければと思います♪
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色々なところで「持ち家派VS賃貸派!」のような言葉を見かけますが、今回はそのと持ち家と賃貸について比較をしていきたいと思います。
まず、持ち家派と賃貸派の価値観の違いですが、
賃貸派の意見としては、この先、終身雇用が崩れて収入が約束されていない世の中で、
・多額のローンを抱えたくない・・・
・賃貸の方が住み替えがしやすい
ということがあります。
また、持ち家を買った途端に転勤が決まった・・・なんてことになると困りますが賃貸であれば身軽に移動が出来ます。
次に、持ち家派の意見ですが、
・マイホームが夢!!
・賃貸だと支払った家賃が形として残らないので損しているのではないか・・・
・家賃がもったいない!
また、老後に家を貸してもらえないのではないか・・・という不安もあります。
持ち家派、賃貸派、お互いにはもちろんリスクもあります。
持ち家派のリスクは、新築の場合、買った途端に値が下がるリスクがあるということです。
新築で購入した物件には、当然、建築会社などの利益が上乗せされています。
実際の相場よりも高い金額で購入することになるため、たとえ購入後すぐに売却したとしても、基本的に購入金額より2~3割程度は価格が落ちてしまいます。
また、すぐに引越しが出来ないというリスクもあります。
長期にわたるローンを組んだ20年後、30年後にどのような生活スタイルになっているのか?職場がどうなっているのか?というのはなかなか想像できないことです。
持ち家派に比べると少なくなりますが、賃貸派にもリスクはあります。
先にあげた、老後は家を借りられないのかもしれないというリスクです。
では、次に、持ち家と賃貸では経済的にどちらが得なのか、具体的なコストを比較してみます。
比較条件として、
3,500万円の家を買って、家賃相場は12万円、30年間同じ家に住んだと仮定して計算してみたいと思います。
持ち家購入の場合は購入の条件として、物件価格が3,500万円で、頭金500万円、諸経費が150万円とします。
ローンは3,000万円で、金利が3%、返済期間は30年元利均等返済とします。
そして、管理費が1万5,000円、修繕積立金が1万円、修繕リフォーム費用が30年間で200万円、さらに毎年払う固定資産税・都市計画税が12万円とします。
賃貸の場合は、家賃12万円で、敷金・礼金・仲介手数料を3ヶ月分払うとします。
更新料は、2年ごとに1ヶ月分払うということが条件です。
上記のケースで30年後にどうなるのでしょうか??
賃貸の場合、30年間の家賃の支払い総額は4,300万円ぐらいになります。
一方、ローンで持ち家を買った場合の支払額は6,700万円ぐらいになります。
この差は2,400万円です。
さらに20年間、合計で50年間住んだということを想定して、シミュレーションしてみると、賃貸も持ち家も総支払額は同じになります。
だったら「物件が自分のものになる持ち家の方がいいじゃないか!」と思われるかもしれませんが、ここで見逃してはいけない重要なポイントがあります。
それは、頭金の取り扱いです。
例えば、賃貸派の人が使わなかった頭金500万円と固定資産税・都市計画税は、30年間で合計1,300万円になります。この合計を1%の複利で30年間運用していくと、だいたい合計で2,100万円になります。
賃貸派の人は30年間で4,300万円の家賃を払いますが、使わなくて済んだお金を運用していくと、現金が2,100万円残っているという状態になるのです。
先程、賃貸と持ち家の30年後の差が2,400万円とありましたが、それに加えて賃貸派の人の手元には2,100万円のお金が残っているということになります。
すると、賃貸派の人は持ち家派の人より合計4,500万円もお得という風に考えることもできます。
つまり、持ち家派の人は3,500万円の家を購入して30年間が経った後にその家が4,500万円以上の価値になっていないと、得だとは言えないわけです。
30年後に3,500万円で買った家が4,500万円で売れるかどうかで損得を考えるということですね。
家を買うということは不動産投資をすることと同じです。
買う前にしっかりと知識をつけ、失敗しないように勉強をしましょう!
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▼後書き
寝室にクーラーがなくそろそろ限界でしたので、敷布団を買いリビングで寝る生活をしています(^^;)
ですがやはりクーラーを使用して寝るとなんとなく調子が良くないです。
解決策を考える毎日です・・・。
こまめな水分補給をして熱中症にお気をつけてお過ごしください♪
以上、J-REC事務局の内山でした♪
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