不動産実務検定ブログ
2021/02/15
『空き家になった実家をお宝に変える5つの活用アイデア教えます!』
みなさん、こんにちは!
J-REC事務局の内山です!
突然ですが!
みなさんのご実家、空いたままになっていませんか?
空いたご実家、まだまだ使えます!
今回は実家を有効活用する方法についてご紹介します。
ご実家に住む親御さんの相続を考え始めた頃、
「我が家には兄弟喧嘩が起こるような資産はない」
「相続税を払うレベルでもないので、
大した相続対策は必要ない」
と、思う方もおそらく実家は引き継ぐことになるかと思います。
兄弟がそのまま住んでくれるなら今までと何も変わりませんが、
もし相続を受けた後に実家の使い勝手が無くなってしまえば
無駄に固定資産税だけ払い続けるということになってしまいます・・・。
では「貸せばいいじゃないか?」と思うかも知れませんが、
ご実家がド田舎にある場合は、
借り手を探すのは容易なことではありません。
そこで今回は、
・将来実家を相続したときにそのまま放置してしまったらどうなってしまうのか
・実家の有効活用法にはどんなアイデアがあるのか
・むしろ実家を積極的に運用して稼ぐ方法
についてご紹介したいと思います。
【目次】
1、空き家が社会問題化する実態
2、相続した実家を放置してしまうとどうなるのか?
3、実家をお宝に変える5つの活用アイデア
まず最初の「空き家が社会問題化する実態」についてご紹介します。
現在、日本の住宅ストックは6240万戸あって
世帯数が約5400万世帯なので
その空き家率は約13.6%となっています。
このうち持ち家が6割となっていますが、
持ち家の空き家率は前回調査で約9.4%となっていて
5年ごとの調査では毎回1%ずつ悪化していきます。
持ち家の空室率は今後高齢化によって
ますます悪化していくと予測されています。
それに伴い放置されてしまう持ち家の対応に全国の自治体も頭を悩ませています。
というのも例えば古家を放置させることによって
朽ち果てて周りの環境を悪化させるだとか
具体的には草木が生い茂って虫がわいたり、ゴミも捨てられるし防犯上も良くありません。
しかも相続を受けた家がしっかり相続人に移転登記されていない場合、
自治体は誰に固定資産税を請求すればいいかという問題も起きるのです。
ですので国は2015年に空き家対策特別措置法を施行させました。
実はこの法律によって、
相続した実家をそのまま空き家にして放置してしまうと
なんと6倍の固定資産税がかかってしまうことになったのです。
なぜ空き家がそのまま放置されてしまうかというと、
住宅が建っている土地というのは住宅用地という括りになって
固定資産税も6分の1にしてくれるという特例があるのです。
実家を相続しても「古いから」という理由で解体してしまうと
住宅用地ではなくなってしまうので、
翌年の固定資産税は6倍になってしまうのです。
壊すと税金が上がってしまうので、
誰も住んでいない空き家ばっかり増えてしまうのです。
しかし家が建っていても誰も住んでいないし、
管理もされていないなら更地と同じ扱いにするぞ!
として空き家対策特別措置法ができたという経緯です。
国はこの法律を施行することによって、
空き家の放置によって起こる様々なトラブルを解消しつつ
「そのまま空室なんかにしておかないでね」「しっかり活用してね」
と言っているわけです。
それでも空き家を放置したら、
具体的にどのような流れで固定資産税が6倍になってしまうのでしょうか?
次回ご紹介します!
以上、J-REC事務局内山でした。
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