不動産実務検定ブログ

2021/09/10

 『高確率でアパートローンを獲得する とっておきの方法!第1回』<全3回>

みなさん、こんにちは!J-REC事務局の菊池です!


今日は、初心者でも融資が通りやすくなる、
とっておきの方法をご紹介します。


不動産投資は、
ローンを借りてレバレッジをかければ、


少ない自己資金でも大きな資産を買うことができるのが
大きなメリットですが、


今、初めての不動産投資で融資を引いて
不動産を買うということは、けっこうハードルが高くなってきています。


ただ、今でも物件の目利きがしっかり出来ていて、

仮に自己資金が4割以上入れられるなら
融資を断られることはほとんどないと思いますが、


最初から4割も自己資金を入れられる人はそうは多くはありませんし、


大抵自己資金が1~2割くらいのギリギリのレベルで
融資を申し込む人が多いと思います。


そこで今回は初めての融資で、
自己資金2割程度でも90%の融資がOKになる、


とっておきの方法をお伝えしたいと思います。


とっておきの方法とは、

ずばり「保証協会」を使うことです。



4つのトピックでお伝えしていきます!

 

1.信用保証協会とは何か
2.信用保証協会のメリット デメリットについて
3.保証申込の方法
4.補償を利用して信用を積み上げる



 

1.信用保証協会とは何か


まず、保証協会とは正式には、
信用保証協会と言って

中小企業が銀行からお金を借りる時に
保証人を引き受けてくれる協会です。

つまり銀行のローンが返せなくなった時に
この保証協会が債務者に代わって

銀行に代位弁済をしてくれる仕組みです。

なので保証付の融資なら
連帯保証人が不要になるメリットがあります。

これを賃貸契約で言うと、
家賃滞納保証に似ていますよね。

家賃が払えなくなったら保証会社が
大家さんに家賃を払ってくれるので、

大家さんは家賃の取りっぱぐれがありません。

ちなみに、信用保証協会は公的な機関ですから、
保証協会付きの融資なら、

銀行にはほとんどリスクはなく、
貸し倒れがないので融資が出しやすくなるわけです。

なので銀行に融資相談を行く時にはまず、
「保証協会の保証付で融資の検討を願いできないでしょうか」
と言った方が金融機関も圧倒的に融資を出しやすくなります。

しかも実は、銀行の担当者は

融資のリスクを極力回避するために、
信用保証協会の保証付の融資がどれだけ出せるかが
ノルマになっていたりします。

もちろん保証なしでも融資相談はできますが、
一見さんの融資なら、そもそも審査をする前に
門前払いされる場合もありますから、

無駄に銀行開拓をしないためにも
最初は「保証協会の保証付きで検討してほしい」と、

あえてこちらから切り出したほうが
圧倒的に融資成功の確率は上がります。

保証の対象者は中小企業小規模事業者となっていますが
もちろん不動産投資にも利用できますし、

個人事業主でも保証を受けることができます。

当然保証協会の保証が付けば、
連帯保証人が不要になるというメリットがありますから、

事業を始めたばかりの中小事業者にとっては
とてもありがたい仕組みなのです。

特に不動産投資を始めたばかりの人は、
奥さんの理解が得られず、

連帯保証人を猛烈に拒否されるケースがありますから
初心者の大家さんは保証協会に入って
融資を受けるケースは多くなると思います。

ちなみに現在日本の企業の99.7%が中小零細企業ですが
そのうちのなんと33%が保証付融資を利用しています。

ちなみに保証料は融資額の5%、10%と言われていますが
借入期間が長くなればなるほど保証料も高くなります。

例えば5000万円の融資で5%の保証料だと、
250万円もかかりますから決して安くない保証料です。

しかし、繰り上げ返済をして期間が短くなると、
保証料の還付が受けられる仕組みになっています。


 

2.信用保証協会のメリット デメリットについて


さて次になぜ保証協会を使うと融資が受けやすいのか、
そのメリットデメリットについて解説していきましょう。

まずメリットについての一つ目は
銀行は融資がしやすくなるということです。

保証付のローンを保証付き融資と言ったりしますが、
銀行の融資が焦げ付いた時に

すぐに保証協会の代位弁済で
融資が回収できるというのが最大のメリットです。

2番目に中小事業者にとってローンが
受けやすくなるというメリットがあります。

公的な保障がつけば、
信用力の低い個人事業主でも融資が受けやすくなるのです。

3つ目は連帯保証人が不要になるということです。

特に初めての不動産投資では奥さんの理解が得られなくて
連帯保証人は愚か、仲が悪くなるといったことも起こりますから

保証協会はありがたい存在だったりします。

ただ満額の補償ではなく、
融資額の80%の部分を保証をするものがほとんどです。

メリットの4つ目は自治体の利子補給制度があるということです。

これは結構ありがたい制度で、

例えば千葉県の船橋で千葉県信用保証協会の保証が
付いた融資を受ける場合は、

船橋から5年間、毎年1パーセントの利子補給を
受けることができます。

さらに利子補給だけではなく
保証料の補給制度も受けられます。

具体的には保証料が1.35%を超えた場合に
1.35%を引いて算出した金額の保証料の補給を受けられる制度です。

自治体によって制度内容が違うので
保証申込の際は必ず金融機関を通じて確認するようにしましょう。



いかがでしたでしょうか。


実践的なノウハウばかりですので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。


次回は信用保証協会のデメリットについて、
お伝えしていきます♪



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