不動産実務検定ブログ

2022/03/28

『不動産投資以外でレバレッジをかけてはいけない!』 


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


今回のテーマは、

 

「不動産投資以外で
 レバレッジをかけてはいけない!」



という、テーマについてお伝えします。


不動産投資で言うレバレッジというのは
株やFXでいうレバレッジとは全くその意味が異なるからです。


なぜ不動産投資と株やFXのレバレッジが違うのかというと、
その担保に対する考え方が全く違うからなんです。

 

基本的に株やFXには担保がありません



担保がないというと語弊になりますが、


株の場合は、その口座に預け入れたその資金の3.3倍まで
借金をしてレバレッジをかけることができるんです。


これを証拠金取引と言って、
株価の3.3倍までレバレッジをかけて


投資することもできますし、
空売りをすることもできます。


つまり、預け入れた資金を担保として
その3倍まで取引ができるということになります。


例えば、


自己資金1000万円で3,000万円分の株を
購入したとしましょう。


残念ながら株価がすぐに半分になって
1,500万円になってしまったとしたら


その損失は1,500万円ですよね。


自己資金1,000万円はなくなってしまい、
さらに借金が500万円残ってしまうんです。


FXの場合は、


預け入れた資産の25倍までのレバレッジをかけて
投資することができますので、


もし損失を出した場合はさらに大きな借金を
抱えることになってしまいます。


なので、


一般の人が株やFXをする場合は、
1対1のトレーディングをするのが


基本になってくると思います。


つまり、

 

欲をかかないということが重要なんです



一方で不動産投資には担保があります。


この担保は、土地そして建物の評価額になります。


この担保の評価は基本的に銀行が
適正に評価して決めることになります。


この土地建物の担保の評価の範囲内で借金をするので、


仮に失敗したとしてもその土地建物を売却すれば
借金を返済することができます。


なので、万一失敗してもそれ以上のリスクを
被ることはありません。


例えば、


物件価格が5,000万円だとして、
担保評価が4000万円だったとします。


そうすると、できるローンの額っていうのは
4,000万円までになります。


この担保が適正に評価をされていれば最悪4,000万円で
この物件を売却することはできるはずです。


そして、4,000万円を借金で賄って残りの不足している
1,000万円は自己資金で賄うことになります。


となれば、


万一失敗した時の最大の損失額っていうのは
この自己資金1,000万円の範囲に収まることになります。


先程、株で3倍のレバレッジをかけた場合を想定してみると
株価が半分になってしまったら自己資金もなくなりますし


さらに500万円の借金も残ってしまうんです。


こうして、株とFX、そして不動産投資の
リターンとリスクを比較してみると


株、FXでレバレッジをかけた投資は、

 

ハイリスクハイリターン



一方の不動産投資は

 

ミドルリスクミドルリターン



というふうに言えるわけなんです。


今回のテーマはいかがだったでしょうか?


今後も皆様のお役に立てる情報を発信していきますので
ぜひご覧くださいね♪




 

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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂