不動産実務検定ブログ
2022/06/15
『2022年度ついに本格的な地価上昇?』<第3回>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
全4回シリーズでお送りしております
「2022年度
ついに本格的な地価上昇?」
▼ 「2022年度ついに本格的な地価上昇?」
<第1回>
https://www.j-rec.or.jp/blog/716
▼ 「2022年度ついに本格的な地価上昇?」
<第2回>
https://www.j-rec.or.jp/blog/720
第3回目早速スタートです!
<地価が上昇している理由>
今回は、
このまま地価は上昇していくのか
についてお伝えしたいと思います。
不動産投資家は今後投資戦略について
「どう考えるべきなのか」
まず、今後の投資戦略を考える上で
地価が上がっている原因を
しっかり把握することが重要になります。
今回公示地価がプラスになったのは
大きく3つの理由があると思います。
<理由 その1>
コロナ対策によるゼロ金利政策の続行や
住宅ローン減税の影響で引き続き
持ち家需要が高いこと
<理由 その2>
リモートワークの定着によって郊外に
拠点を求める動きになってきたこと
<理由 その3>
インフレリスクをヘッジする方法として
実物資産である不動産を買う動きに
なってきたこと
が、挙げられます。
現在、史上最低金利のタダみたいな金利で
マイホームを買うことができますが
分譲マンション価格はリーマンショック後から
実質1.8倍以上も上昇しています。
店舗オフィスの価格も今後上昇基調です。
地価上昇の要因として
リモートワークが定着したことも
地方の地価の下支えをしていると思います。
札幌・仙台・福岡などの地方都市の上昇率は
全国平均の約10倍以上にもなっていますし、
千葉県柏市やさいたま市などの
都市ベッドタウンの地価の上昇も堅調です。
今後地方への移住は
まだまだ増えていくでしょう。
そして、インフレヘッジの影響。
最近円安の影響で物価が上がってきていて
その影響で不動産も上がっているわけですが、
もう少し具体的にお伝えすると
3月にアメリカのFRBが
金利を0.25%上げた結果、
日米の金利差が拡大したのと、
日本の貿易赤字の拡大懸念によって、
今、円が売られてドルが買われる
展開になっているんです。
円安になると、
輸入原材料のコストアップが
価格に転嫁されてインフレになります。
インフレになると
円の価値が下がってしまうので、
インフレヘッジの手段として不動産が
買われることになるわけです。
また、円安になるということは
海外投資家から見たら
日本の不動産は激安になりますから、
今後は海外ファンドの資金の流入によって
ますます商業地やを必要地の地価が
上がってくる可能性があります。
アパートなどの不動産についても
かぼちゃの馬車事件以降
銀行の融資が厳しくなって
自己資金が沢山あったり、
属性が良くないと、
アパートローンを借りにくい
状況が続いていましたが、
すでにコロナの金融緩和の影響で
不動産市場に投資資金が
結構流れ込んできている気がします。
第3回目の今回はここまでです!
次回の最終回では、
<今、不動産は買うべきなのか>
をお伝えいたします!
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂