不動産実務検定ブログ
2023/10/03
『リスクを知らないことが1番のリスク』<第1回>
みなさま、こんにちは。
青森支部 支部長の岩滝勇康です。
まずは私のプロフィールご確認ください!
▼ 青森支部 岩滝勇康講師 プロフィール
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/192
今回のテーマは、
「生活保護」についてです。
これを読むと、
・高齢の生活保護者は
無視できない存在である
・生活保護者を受け入れたときの
リスク
・そのリスクの回避方法
を知ることができます。
あなたは「生活保護」と聞いて
どんなイメージがありますか?
調査によるとあまりいいイメージを
持っていない人も多いようです。
なので、
生活保護者の受け入れを
一切お断りしているオーナーも
少なくないでしょう。
しかし、
生活保護者と賃貸業は
切っても切れない存在ということも
また事実。
ということで、
生活保護入居者に抱いている
リスクの回避、軽減方法を
今回は紹介していこうと思います。
現在そのような物件を
所有していなくとも、
超高齢化社会の現在。
必ずそうした場面に
出くわすことでしょう。
◎ そもそも生活保護制度とは?
生活保護とは困窮程度に応じて
必要な保護をおこない、
健康で文化的な最低限度の生活を
保障し、その自立を助長する制度。
これは、憲法第25条
「すべての国民は健康で
文化的な最低限度の生活を営む
権利を有する」
こちらにもとづいた制度です。
私はこの仕事をするまで
生活保護について考えたことが
ありませんでした。
もしかしたら制度も存在すら
知らなかったかもしれません。
厚生労働省によると、
令和2年の生活保護受給者数は
全国で約214万人。
名古屋市の人口と同じくらいです。
そして214万人のうち、
半数以上が65歳以上の
高齢者なのです。
日本に住んでいる人の50人に1人が
生活保護の受給者。
さらに受給者の2人に1人は
高齢者という計算です。
コロナ禍で現役世代も含めて
生活保護の申請は増加していたのです。
そうなると
生活保護者を無視して
賃貸経営ができるとは思えません。
今は関係ないかもしれませんが、
将来の安定経営のためにも
準備をしておいて損はないと思います。
◎ 生保受け入れのメリットとは?
まず、生活保護者を敬遠する理由には、
・家賃の滞納
・孤独死リスク
・近隣トラブル
などがあげられます。
単身の高齢者となれば、
孤独死リスクが真っ先に
思い浮かびます。
さらには役所から
支給されているからといっても
本当に家賃を遅れず払ってくれるのか
心配です。
そして家にいる時間が多いので、
騒音トラブルも心配です。
心配事はあげるとキリがありません。
こんな心配を抱いたまま
積極的に受け入れする人は
いないですよね。
しかし、メリットもあるということを
ご存じですか?
次回メリットについて解説いたします!
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本日はここまでです。
次回もお楽しみに!ぜひ、ご覧くださいね!
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