不動産実務検定ブログ

2024/01/16

『地名から見る自然災害リスクとは?』

こんにちは。

J-REC公認 不動産コンサルタント
神奈川第1支部 相模原SGの西富士男です。


前回のブログはコチラです。
 

『インフレ時代は価値の保存が大切』

『捨てる勇気が必要な時代』

『意外と多いローン奴隷』

『仕事・家庭・教養・財産・趣味・健康』


まずは私の簡単な自己紹介はこちらの
プロフィールをご確認頂けると幸いです。

▼ 西 富士男 プロフィール
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/114


突然ですが、

みなさんは
自分の住んでいる街の歴史って
知っていますか?

住居や収益不動産を探す時に
歴史まで調べている方は
なかなかいませんよね。

利便性や価格、イメージで
選んでいることも

実際は多いのではないでしょうか。

不動産投資にしても、自宅用にしても、
物件購入の際に気になるのが
購入後の自然災害の脅威ですよね。

特に日本は地震大国です。

大学や国の研究機関などで
つくられている地震予知連絡会によると、

今後も継続的に観測をしなければいけないエリアは
10カ所もあるそうです。

そのうちの1つでもあるエリア、
東海地方は有名ですよね。

いつ大地震が起きても
おかしくないという事です。

地震だけではなく、火災、
最近では

ゲリラ豪雨による水害、
土砂崩れ等の自然災害が起きています。

これらの災害については
保険や建築技術でリスク軽減は
可能となっていますが、

自然災害自体を避けることは出来ません。

ここで注目したいのが、
過去の歴史のなかでそこのエリアの特徴を
現わすように付けられた『地名』です。

『地名』からリスクを知ることが出来るのです。

最近話題になっている水害について
考えてみましょう。

水は高い所から低い所に流れますよね。

ということは低い所が水害に
遭う可能性が高いことになります。

地名で関連性がありそうなのを見てみると、

水の近くという可能性が高いのは

『沼・池・沢・窪・淵・海・川・河・田』

などがあげられます。

高低差を現わしているのが

『山・丘・谷・台』

と言ったのが代表的です。

高低差を調べるのは、
一番の方法は現地に行って自分の足で
歩いてみることです。

ほとんどのところで近くに
『○○坂』という坂があるはずです。

高いところが高台で、
低いところが低地となるわけです。

簡単に見分けられます。

ただ、最近では『希望ヶ丘』のように
名前から受けるイメージの良さから、

ビジネス的な観点から低地にも関わらず
『丘』でもないのに
名前が付けられていることもあるので、

いつ開発されて名付けられたのかを
調査しておく必要があります。

ちなみにこの地名は全国に
何カ所もあるそうです。

渋谷駅では地下鉄が地上を
走っている事からその名の通り

『谷』なのが目で見ても分かります。

だからゲリラ豪雨があると
渋谷駅周辺は水害が多いのです。

2014年に広島で発生した
土砂災害の元々の地名は

『蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)』

という名前で、

見るからに不動産は建築しては
ダメな場所だった事が分かります。

市町村のホームページ等で
地名の由来などは調べられることが多いので

チャレンジしてみて下さい。

『希望』や『自由』『みらい』

といった新しく付けられた

美しそうな地名は要注意だと言えます。

不動産購入をする際は価格や利便性、

ブランド性、投資の場合は利回りとか
だけではなく『地名』にも注目をして頂き、

その傾向を知っておくだけでも

『買わない』

というリスク回避(判断)が
出来るかもしれません。

ちょっとした知識として頭の片隅にでも
入れておいて下さい。


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