不動産実務検定ブログ
2024/01/30
『共有のオンボロアパートを相続したら。』<後編>
こんにちは、J-REC 顧問の百田です。
今回のテーマは・・・前回の続きです。
○共有のオンボロアパートを相続したら
突然、アパートを相続。
調べてみたら、知らない親戚と
共有だった、
なんてことがあっったらどうしますか?
●前回のブログ
○「共憂」は実はマシな方
ところが、言葉の意味通りの「共憂」は、
実はマシな状態なんです。
というのは、言葉の意味は
「共に憂える」
つまり
「共有者も一緒に問題と思っている」
ということ。
一緒に問題だと思っているなら、
問題は半分解決されたようなものです。
たとえば、
じゃあ、一緒に売却しましょうか、
その取り分はどうしますか、
みたいな話にもできるわけです。
現実にはそうサクサクと進むとは
限りませんけれども、
基本的には合意しやすい状態です。
ところが、人はそれぞれ。
価値観も認識も生活感覚も経験も異なります。
なので、あなたが困ったなあ、と
「憂え」ていても、
共有者がそう思っているかどうかはわかりません。
別にお金に困っているわけでもなくて、
無関心かもしれません。
そうだとすると、
あなたが、これは「負動産」だ、
問題を解決しなきゃ、
と思っていたとしても、
一緒に考えてくれるはずがないですよね。
○まずは「共憂」をめざそう
なので、まずは「共憂」を目指しましょう。
今の状態は、
そもそも連絡を取ったことっも
会ったこともない状態。
「同床異夢」
(寝起きを一緒にしていても考えは人それぞれ)
ならぬ、
そもそも音信のない状態である、
いわば「異床異夢」です。
ともかく、未知の共有者のBさんに
連絡をとって、できるだけ早く会うことです。
会ってみて、話してみる。
ついでに(?)
できれば友達になりましょう。
え、友達!?
ハードル高いなあ、と思うかもしれません。
が、ディープに構えずに、SNSの「友達」くらいの
軽い感覚でいいんです。
LINEアカウントの交換ができればしめたもの、
くらいの感じですね。
親戚であると同時に友達でもある、
というのがいいですね。
もしも(SNSの)「友達」になれれば、
大成功♪
仮に共有者が問題と思っていなくても、
「Aさんの問題」をBさんが友達として
理解してくれればしめたものです。
音信のない状態である、
いわば「異床異夢」から、
悩みを共有する「共憂」へのステップアップです。
○「共遊」がベスト
せっかく「共に憂える」状態まで行ったので、
いっそのこと、共に楽しんじゃえれば、
どうでしょうか?
オンボロアパートとか負動産とか言っても、
所詮、命を取られるわけではない、
くらいのノリでとらえてはどうでしょう。
人それぞれ、ってことは、
共有者のBさんは必ずAさんが持っていない何かを
持ってます。
それは、経験、スキル、人脈、発想法、、、
など、何かはわかりません。
それをお互いに出し合って、
組み合わせることができたら、楽しいですよね。
たとえば、Aさんはアパートで売るしかない、
と思っていたとしても、
ひょっとして共有者のBさんは、
リフォームや、シェアハウスなど、
全く違う使い方に興味があるかもしれません。
そういうアイデアが交換できるように
なればしめたもの。
一緒に、どうすればいいか、
具体的に考えていけばいいんです。
そうなってくると、もはや「共憂」どころか、
ワクワクドキドキの共に
楽しむ「共遊」になってきます。
いわば、2人合わせて本来は
200の価値だったのが、
バラバラに売れば50づつ、
つまり合計100。
それを、2人の知恵をうまく合わせると、
3倍の300になるかもしれません。
この増えた部分が、流行りの言葉で言えば
「価値創造」です。
「共遊」で増える部分は、
金銭だけとは限りません。
AさんBさんにとって、
アパートの居住者にとって、
さらに地域社会にとって、
などなど、「価値」の捉え方も広く考えると
楽しいですね。
○「異床異夢」から「共憂」、そして「共遊」へ。
と、いうことで、音信不通の未知の共有者、
つまり「異床異夢」から、
問題を共有した「共憂」、
さらに一緒にアイデアを出し合う「共遊」へ、
というゴールデンコースのご紹介でした。
○うまくいくわけない?
え? 「そんなにうまくいくわけないっじゃん」、て?
その通りです。
うまくいくかどうか、
わかりません。
そもそも連絡がつかないかもしれません。
会ってくれないかもしれません。
会えたとしても、年齢や価値観が大きく違って、
会話が弾まないかもしれません。
それはやってみないとわかりませんよね。
でも、もしかすると、
話が弾んで、全く新しい、
あなたの人生にとって大事な友達が
できるかもしれません。
だから世の中は面白いんです。
だからこそ、こういう
ゴールデンコースのイメージを
持つことが大事。
もしも、うまくいかなかったとしても、
あなたが、できる限り楽しむことが
大事なんです。
どうせならば、
ボロアパートなどの共有不動産を、
「共憂」不動産へ、
そして「共遊」不動産へ、
楽しみましょう♪
友達については、
『「友達作戦」を遂行せよ』も参考にどうぞ。
『友達作戦」を遂行せよ!』<前編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
『友達作戦」を遂行せよ!』<後編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
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「いつでも」「どこでも」「誰でも」
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お申込心からお待ちしております♪
今回のテーマは・・・前回の続きです。
○共有のオンボロアパートを相続したら
突然、アパートを相続。
調べてみたら、知らない親戚と
共有だった、
なんてことがあっったらどうしますか?
●前回のブログ
『共有のオンボロアパートを相続したら。』<前編>
○「共憂」は実はマシな方
ところが、言葉の意味通りの「共憂」は、
実はマシな状態なんです。
というのは、言葉の意味は
「共に憂える」
つまり
「共有者も一緒に問題と思っている」
ということ。
一緒に問題だと思っているなら、
問題は半分解決されたようなものです。
たとえば、
じゃあ、一緒に売却しましょうか、
その取り分はどうしますか、
みたいな話にもできるわけです。
現実にはそうサクサクと進むとは
限りませんけれども、
基本的には合意しやすい状態です。
ところが、人はそれぞれ。
価値観も認識も生活感覚も経験も異なります。
なので、あなたが困ったなあ、と
「憂え」ていても、
共有者がそう思っているかどうかはわかりません。
別にお金に困っているわけでもなくて、
無関心かもしれません。
そうだとすると、
あなたが、これは「負動産」だ、
問題を解決しなきゃ、
と思っていたとしても、
一緒に考えてくれるはずがないですよね。
○まずは「共憂」をめざそう
なので、まずは「共憂」を目指しましょう。
今の状態は、
そもそも連絡を取ったことっも
会ったこともない状態。
「同床異夢」
(寝起きを一緒にしていても考えは人それぞれ)
ならぬ、
そもそも音信のない状態である、
いわば「異床異夢」です。
ともかく、未知の共有者のBさんに
連絡をとって、できるだけ早く会うことです。
会ってみて、話してみる。
ついでに(?)
できれば友達になりましょう。
え、友達!?
ハードル高いなあ、と思うかもしれません。
が、ディープに構えずに、SNSの「友達」くらいの
軽い感覚でいいんです。
LINEアカウントの交換ができればしめたもの、
くらいの感じですね。
親戚であると同時に友達でもある、
というのがいいですね。
もしも(SNSの)「友達」になれれば、
大成功♪
仮に共有者が問題と思っていなくても、
「Aさんの問題」をBさんが友達として
理解してくれればしめたものです。
音信のない状態である、
いわば「異床異夢」から、
悩みを共有する「共憂」へのステップアップです。
○「共遊」がベスト
せっかく「共に憂える」状態まで行ったので、
いっそのこと、共に楽しんじゃえれば、
どうでしょうか?
オンボロアパートとか負動産とか言っても、
所詮、命を取られるわけではない、
くらいのノリでとらえてはどうでしょう。
人それぞれ、ってことは、
共有者のBさんは必ずAさんが持っていない何かを
持ってます。
それは、経験、スキル、人脈、発想法、、、
など、何かはわかりません。
それをお互いに出し合って、
組み合わせることができたら、楽しいですよね。
たとえば、Aさんはアパートで売るしかない、
と思っていたとしても、
ひょっとして共有者のBさんは、
リフォームや、シェアハウスなど、
全く違う使い方に興味があるかもしれません。
そういうアイデアが交換できるように
なればしめたもの。
一緒に、どうすればいいか、
具体的に考えていけばいいんです。
そうなってくると、もはや「共憂」どころか、
ワクワクドキドキの共に
楽しむ「共遊」になってきます。
いわば、2人合わせて本来は
200の価値だったのが、
バラバラに売れば50づつ、
つまり合計100。
それを、2人の知恵をうまく合わせると、
3倍の300になるかもしれません。
この増えた部分が、流行りの言葉で言えば
「価値創造」です。
「共遊」で増える部分は、
金銭だけとは限りません。
AさんBさんにとって、
アパートの居住者にとって、
さらに地域社会にとって、
などなど、「価値」の捉え方も広く考えると
楽しいですね。
○「異床異夢」から「共憂」、そして「共遊」へ。
と、いうことで、音信不通の未知の共有者、
つまり「異床異夢」から、
問題を共有した「共憂」、
さらに一緒にアイデアを出し合う「共遊」へ、
というゴールデンコースのご紹介でした。
○うまくいくわけない?
え? 「そんなにうまくいくわけないっじゃん」、て?
その通りです。
うまくいくかどうか、
わかりません。
そもそも連絡がつかないかもしれません。
会ってくれないかもしれません。
会えたとしても、年齢や価値観が大きく違って、
会話が弾まないかもしれません。
それはやってみないとわかりませんよね。
でも、もしかすると、
話が弾んで、全く新しい、
あなたの人生にとって大事な友達が
できるかもしれません。
だから世の中は面白いんです。
だからこそ、こういう
ゴールデンコースのイメージを
持つことが大事。
もしも、うまくいかなかったとしても、
あなたが、できる限り楽しむことが
大事なんです。
どうせならば、
ボロアパートなどの共有不動産を、
「共憂」不動産へ、
そして「共遊」不動産へ、
楽しみましょう♪
友達については、
『「友達作戦」を遂行せよ』も参考にどうぞ。
『友達作戦」を遂行せよ!』<前編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
『友達作戦」を遂行せよ!』<後編>
https://www.j-rec.or.jp/blog/856
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