不動産実務検定ブログ

2024/07/26

『国立市マンション解体の真相』<第4回>


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です。


▼『国立市マンション解体の真相』
  <第1回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1221

▼『国立市マンション解体の真相』
  <第2回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1225

▼『国立市マンション解体の真相』
  <第3回>
   https://www.j-rec.or.jp/blog/1228



第4回目もぜひご覧ください!


『今回何が起こったのか?』


ということなのですが


その前に


建築確認申請の手続きを
整理しおきたいと思います。



中高層の建物を作る際には
建築確認申請を出す前に


必ず近隣住民への説明が
必要になります。



具体的には建物の高さの半径
1倍~2倍の範囲の敷地の住民に


事業の説明をする必要があります。


例えば文京区の場合、


隣接関係住民には
必ず説明をする必要がありますが


周辺関係住民には申し出があった場合のみ
説明が必要ということになっています。


そして実際に説明はどのように
行っているのかというと


全戸個別に回って説明するか、


説明会を別途会場を用意して行う
必要があります。



なぜ大きな会場を用意して説明会を
1回で済ませないのかというと


一部のモンスタークレーマーが
派閥を作ったりして


要求がエスカレートしてしまう
可能性があるからなんです。



なので面倒であっても


一軒一軒訪ね歩いて説明をすることが
大切になってくるんです。



そして、


多くの近隣住民が勘違いしていることが


『近隣の同意を得なければ
 建てられない』



という誤解なんです。


本来、条例や建築基準法に
問題がなければ


近隣の同意は必要ありません。


説明だけをすればいいんです。


もちろん近隣に配慮して要望を一部
受け入れながら計画することもあります。


しかし、


そもそも同意を不要にするために


・用途地域

・高さ制限

・日陰制限



などの建築基準法があるわけで、


近隣が納得しないと建築ができないなら


何のために建築基準法という法律が
存在するのかわからなくなってしまいます。



なので今回の国立市の近隣住民は


『富士山が見えなくなるから
 作るな!解体しろ!』



とは言えないですし、


ましてや


『うちに日影がかかるから
 建物を低くしろ!』



とも言えないわけです。


今回はここまで。


次回もぜひご覧くださいね。


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お申込心からお待ちしております♪


一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂





◆◆ よこやま今日のひとこと日記 ◆◆

明日、明後日は地元の駅前でお祭りです♪

昨年自治会の支部長をやっていたので
今年もお手伝いで参加いたします!

お手伝いは大変なのですが、
必要としてお声をかけていただけただけで

昨年1年間やってきたことが
自治会の大先輩方に認められたと感じて

ちょっと誇らしい横山です♪

暑さで大変かと思いますが

やるからには楽しんで2日間
お手伝いしたいと思います!