不動産実務検定ブログ

2024/09/06

『地震保険には入るべき?』<第2回>

みなさん、こんにちは!
J-REC事務局の川口です。

本日のブログは、前回の続き、

地震保険には入るべき?

です!

前回のブログ →<第1回>


「地震保険の本当の目的」
について解説していきます。

ほとんどの人は地震保険というのは
大事な資産である持ち家や

アパートが壊れた時のために
入るべきものだと理解している
のではないでしょうか。

しかし地震保険というのは実は地震による
建物の損害を補償するものではないのです。

地震保険の本来の目的は実は被災者の
生活の安定に寄与するための保険なのです。

地震保険の目的は壊れた建物を復旧したり
立て直したりするためのものではなく、

家が地震で倒壊してその家に住めなくなった
被災者が当面の生活費や家を
確保するための保険なのです。

なので火災保険や生命保険などのように
ある程度申請から時間が経って
現金が振り込まれるのではなく、

地震で被災したらすぐに
破損状態の調査が行われて
その調査から1週間くらいで
保険金が振り込まれることになります。

なぜ地震保険はその保証金の支払いが
すごく早いのかというと、

地震保険は個別、具体的な調査を
するのではなく、
大まかに4つの認定基準があって

1部損の場合は保険金の5%
小半損は30%
大半損は60%
全損は100%と

必ずこの4分類のいずれかで
認定されることになります。

それぞれの認定基準も明確なので
素早く保険料を支払うことが出来る
というわけです。

地震保険は保険料が高い割に
最大5,000万円までしか
保証されないので

加入する意味はないんじゃないか
という人が結構いたりします。

しかし地震保険は5000万円までしか
保証されないというのは全くの誤解で

実は1棟ではなく1戸当たり5千万円が
最大の補償額ということになります。

確かに3億円の1戸建ての豪邸は
5000万円までしか
地震保険に入れませんが

例えば1棟10戸のアパートであれば
5000万円×10戸で5億円まで
入れるわけです。

ただし地震保険は火災保険の
保険金額の1/2までしか入れない
という規定があるので

仮にそのアパートの火災保険の金額が
2億円だとすればその1/2の1億円まで
地震保険に入れるということになります。

ところが地震保険の保険料は結構高いので
やっぱり地震保険には入らないという方が
一定数いるようです。


本日はここまでです。

次回もお楽しみに(^-^)

以上J-REC事務局の川口でした!


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