不動産実務検定ブログ

2025/09/10

『住宅ローン繰り上げ返済について』<第2回>

みなさん、こんにちは!
J-REC事務局の平野です。


前回のブログ
<第1回>


なぜ繰り上げ返済はNGなのか?


メリット・デメリットを
理解する必要があります。


まずメリットですが
繰り上げ返済をすると


元本が減りますから


それに伴う利息の支払い
総額も減ることになります。


利息が減れば家計も
楽になるでしょうし


借金を抱えることに対して


マイナスイメージを持っている人は
繰り上げ返済をすることで


精神的なストレスから逃れられる
というメリットもあります。


もう少しメリットを分解して
考えてみると


期間短縮型を選べば早期完済が
可能になりますので


例えば老後の資金負担を
減らせるというメリットがあります。


一方で返済額軽減型を選べば
毎月の負担が減り生活費に余裕が出ます。


例えばローン期間が30年あって
金利が1%の時に500万円を


繰り上げ返済すると月々2,200円
年間で26,400円の金利が節約できます。


次にデメリットですが
大きく4つあると思っています。


1つは
手持ち資金の減少です。


繰り上げ返済をしてしまうと
当然手持ち資金はなくなってしまいます。


例えば退職金で住宅ローンを
一括返済してしまって


大きな病気をした時なども
手元資金がなければ困ってしまいます。


そして2つ目は
低金利のメリットが
なくなってしまうということです。


金利が低いうちの繰り上げ返済は
効果がめちゃくちゃ薄いということです。


例えば先ほどの事例のように
ローン期間が残り30年あって


金利が1%の時に
500万円を繰り上げ返済しても


月々わずか2,200円程度しか
負担は減りません。


500万円の手持ち資金を使って
わずか毎月2,200円程度の節約では


あまり効果を実感することは
できません。


3つ目は
団体信用生命保険(団信)の
保障額が減少することです。


住宅ローンの場合、
契約者が死亡した場合に


残債が免除される団信が
付帯されるのが一般的です。


ところが繰り上げ返済をすると
その分保障額も減少してしまいます。


4つ目は
住宅ローン控除の減少です。


住宅ローン控除は借り入れ時から
最長10年間、残債に対して


一定の割合が所得税から
控除される仕組みです。


繰り上げ返済をすると
借入残高も減りますから
その分控除の恩恵も減るわけです。


こうしてメリット・デメリットを
比較してみると


現在の低金利下では繰り上げ返済は
デメリットの方が多いということです。


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