不動産実務検定ブログ

2021/04/14

『2021年 公示地価下落!不動産は今が買い?待ち? 最終回』<全3回>



みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


今回のテーマは

 

『2021年 公示地価下落!不動産は今が買い?待ち?』



こちらを全3回シリーズでお送りします!


▼2021年 公示地価下落!不動産は今が買い?待ち? 第1回 
https://www.j-rec.or.jp/blog/426


▼2021年 公示地価下落!不動産は今が買い?待ち? 第2回 
https://www.j-rec.or.jp/blog/432



今回は最終回の第3回です!


それでは、今後の地下トレンドについてからお伝えしていきます。


今回公示地価がマイナスになったのは、
コロナの影響によるところが大きいですが、


前回地価が大幅に下落したリーマンショックや、
東日本大震災のときよりも下落幅は小さいのが特徴です。


実際2009年から2012年の公示地価は、
全国平均で2.6%から4.6%も下落していて、


それに比べると今回の下落は、
5分の1から9分の1程度の下げ幅なんです。


しかも、先日カナダの不動産ファンドが
名古屋にある三菱地所のオフィスビルを


400億円で購入したという報道もあり、
もうすでに底を打ったという見方もあるんです。


マイホームに関しては史上最低金利の
ただみたいな金利のローンで買えますが、


企業の業績がまだ不透明なことから
マイホームは買い控える傾向になっているようです。


しかし、今年はコロナの影響は徐々に薄れていくと思いますので
不動産は年末にかけて上昇傾向になるのではと予測されています。


アパートなどの不動産投資についても、
かぼちゃの馬車事件以降銀行の融資が超厳しくなって


自己資金を持っていたり、属性が良くないと、
アパートローンを借りにくい状況はまだまだ続いています。


が、すでにコロナの金融緩和の影響で
不動産市場に投資資金が流れ込んできている気がします。


基本的に地価は景気の動きに対して23年遅れて動きますが、
今回ばかりは世界的な異次元の金融緩和のドーピングで


経済を何とか持ちこたえさせている状態ですから
今回ばかりはこのセオリーは当てはまらないと思います。

 

では、今家を買うチャンスなのか

 

また、もうアパートを買ってもいいのか



という事ですが、


全体的な回答としては 『YES』 です。


ただ、家に関しては毎月可処分所得の25%以内のローンを組んで
無理のない返済計画を立てることが重要ですし、


買った途端に値が下がってしまうような立地に
家を買うべきではないと思います。


そして、アパートに関しては公示地価の動向は関係なく
常に投資家は買い付け交渉をしたりして動いていますから


ご自身の基準となる期待利回りで購入できるなら
どんどん動いた方がいいでしょう。


そして、アパートに関してはローンを借りるなら
3割程度の自己資金は必要ですので、


自己資金がなければ自己資金を貯めるか、
もしくは現金で買えるレベルの築古戸建てなどを購入して

 

まずは、自己資本を増やしていきましょう



もちろん戸建てを現金で購入できれば
将来ローンをするための担保にもなりますし


そこから、家賃を貯めて次の物件の頭金にすることもできます。


今回のテーマはいかがでしたでしょうか。


今回は公示地価当路線価の話を主に
3回シリーズでお伝えさせていただきました。




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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂