不動産実務検定ブログ

2021/06/29

『表』と『裏』、『外』と『内』の意識の違い

こんにちは。
JREC相模原SGの西 富士男です。


数年前、海外の不動産視察を数カ国でして、
マレーシアで不動産を購入をしたのですが、
探す過程において文化の違いや意識の違いを
知ってとても参考になりました。


今日は海外不動産から学ぶ
 

『表』と『裏』、『外』と『内』の意識の違い


を書きたいと思います。


日本では来訪者に対して、
オートロックやドア越しに一次対応をします。


そして日常生活スペースが出来るだけ
見えないようにと裏側(奥)にその空間を求めます。


玄関内に入れるとなると
相当親しい間柄ということになります。


ところがアメリカだと一次対応はあるものの、
基本的に玄関内で対応をします。


玄関を入ったらホールみたいな空間があり、
まるでしっかりとした生活を送っているというのを
アピールするかのように、
絵や絵画や写真、花を飾って格調高く
演出していることからも
玄関に対しての意識も違うのです。


『外』と『内』の違いといえば、
日本人は靴を脱いで家に入るという習慣があります。


靴を脱いで入るその境が
日本人の『内』を意識するところなのだと思います。


海外では家に入って靴を脱ぐという習慣自体が
ないので全く価値観が違います。


靴を脱ぐのは寝室に入る時なので、
寝室が『内』であり、
それ以外が『外』ということなのです。


大きな意識の違いですよね。



■玄関ドアの外開きと内開きの違い


日本の住宅で玄関ドアは
圧倒的に外開きのタイプが多いですが、
欧米は内開きのドアが当たり前です。


お客様を迎え入れると考えれば、
本来は『WELCOME』の意味も
込めて内開きにするべきであり、
外開きは『来た人をドアで追い出す』感じになります。


防犯上の観点からも内開きの方がメリットがあります。


無理やり家に入り込もうとする人に対してもドアを
押し返せば良いのと、鍵を壊そうとしている人なら、
内側から大きな物も置いておけばそう簡単には入れない。


内側ドアには気持ち良く『いらっしゃいませ!!』
という意味がある反面、
時には『敵に対しては侵入を強く拒む力』があるのです。


災害時に外開きの方が逃げやすいという
日本人の考えなのでしょうかね?


小さな事ですけど、海外と比較をすることで
普段考えないことを考えるようになります。



面白いですよね・・・(笑)


大家さんでアパートを新築するときは、
こういった価値観の知識を得ていくと
本来の需要にマッチングした良いものが出来るのではないでしょうか?

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