不動産実務検定ブログ
2021/08/04
『なぜ、不動産投資は相続対策になるのか? 第1回』 <全3回>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
今回のテーマは、
『なぜ、不動産投資は相続対策になるのか?』
を、全3回シリーズでお伝えしていきます!
J-RECのブログを読んでいただいている方には
大家さんだけではなく、
これから不動産投資をして資産を作っていきたい!
という方も多いと思います。
また、地主系の方で今後実家をアパートに建て替えたい!
という方もいらっしゃると思います。
しかし、ひと財産築いた後に待っているものは、
相続税
です。
つまり、すべての不動産投資家が行き着く先の
イベントは相続なんです。
資産家になった後は誰も
避けることができないイベントなんです。
では、
あなたは相続について真剣に考えたことはあるでしょうか?
もし、今相続が起きたらいくらぐらいの
相続税がかかるか知っていますか?
きっと、99%の人はわからないと答えると思います。
今、不動産投資でFIREを目指している人は多いと思いますが、
FIREをした後に待っているのは相続税なんです。
「自分はまだ若いから関係ないよ」
と思っていても、
人はいつ死ぬかわかりません
なので、常に相続税は意識しておく必要があるんです。
そこで今回のブログでは、
基本的な相続対策の知識について
を、お伝えしたいと思います!
相続対策には、
◎ 資産の圧縮
◎ 分割
◎ 納税資金対策
この3つを同時に行うことが重要なのですが、
今回のブログを最後まで読んでいただければ、
なぜ、不動産投資で相続税が節税できるのか
その具体的なメカニズムについて
理解できるようになりますので、
ぜひ、最後までお付き合いください!
それでは最初に相続税の基本について
おさらいをしておきましょう。
まず、
誰がいくらもらう権利があるのか
法定相続分についておさらいをしていきます。
まず、配偶者は常に財産を1/2受け取る権利があります。
子供は残りの1/2を子供の人数で分け合います。
つまり、子どもが2人いれば長男と次男で
1/4ずつ分けるということになります。
ちなみにこの法定相続分というのは、
それぞれの相続人が法的に受け取れる上限であって、
相続税を計算する時には必ず法定相続分で計算します。
しかし、実際の相続では誰がいくらもらうのかを
相続人同士で相談して自由に決めることができます。
これを
遺産分割協議
と、言います。
次に基礎控除についてです。
基礎控除とは、
その範囲内であれば相続税はかかりませんよ
という金額で、
法定相続人が何人いるかで、
基礎控除額が決まってきます。
具体的には、
3,000万円+法定相続人1人あたり
600万円の合計額が基礎控除になります。
例えば、奥さん1人の場合は、
基礎控除額 3,600万円
奥さんと子供1人の場合は、
基礎控除 4,200万円まで
の資産には相続税はかからないということです。
つまり、
相続人は多ければ多いほど基礎控除額も多くなる
というわけです。
今日はここまで😃
次回もお見逃しなきようご注意下さいね♪
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂