不動産実務検定ブログ

2021/08/26

『防犯知識とその活用(空き巣編その3)』

こんにちは。
J-REC相模原SGの西 富士男です。

以前のJ-RECブログ記事で『防犯知識とその活用・空き巣編』と題して
2回にわたり実態と予防方法をお伝えしました。


本日はその続編となります。

過去の記事はこちらからどうぞ
   ↓ ↓ ↓
▼防犯知識とその活用(空き巣編 その1)
https://www.j-rec.or.jp/blog/510

▼防犯知識とその活用(空き巣編 その2)
https://www.j-rec.or.jp/blog/514


物件を取得して運営をする大家さんにとっても、
実際にお住まいになる借主様にとっても大敵なのが


『空き巣犯』


です。


空き巣犯が多いような物件には入居者は集まりません。


噂にまでなったら大家さんにとっては一大事です。


収益不動産をこれから取得しようとする人は注意して下さい。


防犯上からみて危ない街というのは確実にあります。


本日は街のどういう所を見て『安全な街なのか?危険な街なのか?』を
判断するためのノウハウを少しお伝えします。


大家さんの場合は予防・改善をして競合物件との差別化を図ることをおすすめ致します。


『セキュリティ・防犯の充実』は借主様(特に女性)から
『選ばれる住宅』になるためには今後必須です。

 

■空き巣犯はコンビニやスーパーのある街が大好き


実は空き巣犯が狙いを定めている街は


『駅に近くて便利で逃げやすい場所』


なのです。


駅近くは人も多く紛れてしまえば身を隠すことが出来ます。


電車に乗れば短時間で遠くまで逃げられるからです。


この習性を理解して頂けると分かるのですが


最も危ないのは『コンビニや商店街、集合住宅の多い街』と言えます。


夜中に入り込む昔とは違い、
今は朝~昼にかけて堂々と入ってきます。


コンビニの多い街は夜型人間が多いということを知っていて
『昼間忍びこんでも見つからない』ことを知っているのです。


コンビニのターゲットは
昼は働き夜遅く帰ってくるような単身者が基本です。


集合住宅も単身者専用のアパートが多いところでは、
入居者同士の付き合いがないので怪しまれることすらないこともあるのです。


収益不動産を購入検討をするときに、
コンビニが近くにあることは入居者確保の観点からは大きなメリットなのですが、


反面コンビニがあることによって『狙われる地域』である可能性が高いことも
理解しておかないといけません。



 

■こんな環境の街が危ない


空き巣犯だけでなくひったくり等の犯罪が多発している地域には
共通していることがあります。


注目するのは公園です。
トイレがキレイかどうか?という事です。



公園のトイレが汚れているということは、
そこのエリアの自治体が汚れたままで平気(無関心)ということであり、
防犯上危険と言えます。


自治体の街全体への取り組みが弱ければ犯罪は多発します。


当たり前のことですよね。


自分の街に無頓着なら犯罪者にも無頓着だろうと犯罪者は考えるのです。


放置バイクや放置自転車があったり、
ゴミ箱が汚いなんていうのは言うまでもありません。


収益不動産を下見して購入検討する方は、
物件だけを見るのではなく近隣の公園や駅までの道等の環境をチェックする必要があります。


特に購入物件を絞った段階で、夜22時にもう一度下見をしてみることをお勧めします。


『音』を出して良いとされる時間は22時までという所が多いので、
騒音のチェックも出来ますし、街灯がどのくらいあり、明るいのかも重要ポイントです。


物件の『夜の顔』もしっかり見ましょう!!



▼神奈川支部   西 富士男 講師
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/114


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