不動産実務検定ブログ

2021/10/08

『掘り出し物件の探し方 第2回』<全3回>

みなさん、こんにちは!J-REC事務局の菊池です!

前回に続き、掘り出し物件の探し方について、
ご紹介していきます!


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前回の内容はこちらから!

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【目次】

1.不動産屋が儲かる仕組みを理解する
2.指値交渉がしやすい物件について
3.元付物件の探し方



早速前回の内容の続きになりますが、


「業者さんに両手を狙わせてあげる」


ということで、指値が通りやすくなります。


例えば、先述した通り
専任で売却依頼を受けて、レインズに載せないケースもあります。


仮にその物件情報をレインズに載せていたとしても、


例えば業者さんから


「うちのお客さんで買いたい人がいるんですけれど」


と、1億円でそのままの額面で買いたいという人から
問い合わせがあったとしても、


両手で決めたいので、


「これはもう買い付けが入ってますよ」


と、「売り止め」であることを伝えて、
断ってしまうということがあります。


実際には買い付けが入っていなくても、です。


そして自分でその直付けができる買主さんを
探すことになるのですが、


例えば、他業者から1億円で買い付けが入ったとして、


私が直接、直付けで8000万円で買い付けが入ったとします。


1億円の買い付けと
8000万円の直付けの買い付け



どちらを通すと思いますか??


絶対に、直付け8000万円の方を通すことになるのです。


なぜかというと、
1億円で他業者から買い付けが入って手数料が3%。


ですが直付けであれば
売主からも買主からももらえます。


8000万円の3%ですから240万円ずつ。


結果480万円を両手でもらえることになるのです。


なので1億で売っても300万円しか儲からない。


だけど指値を飲んで8000万円で売ったら
480万円儲かるわけなのです。


売主さんにとっては利益相反しているのですが、


要するにこのような囲い込みと言われるようなことは
この不動産業界ではよくあることなのです。



なので売主さんにとっては、
「冗談じゃないよ」という話になるかもしれませんが


買主からしたらこの直付けは
専任業者が取り扱っている物件を探すことによって


そういった物件を探し出せれば
指値が通りやすいということなのです。

 

要は、仲介会社さんに儲けさせてあげるような
直付物件を探すということです。



今回はここまでです!


次回も『掘り出し物件の探し方』について
整理しながら詳しく解説していきます♪


 
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