不動産実務検定ブログ

2021/10/20

『法人化するなら合同会社と株式会社どっちがお得? 第4回』 <全6回>


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


全5回シリーズお伝えしておりましたが、
どうも、5回じゃ全てを伝えきれないようです・・・


なので、急遽 <全6回> に変更させていただきます!


引続きよろしくお願いいたします♪

 

『法人化するなら合同会社と株式会社どっちがお得?』 



▼ 第1回
  https://www.j-rec.or.jp/blog/546

▼ 第2回
  https://www.j-rec.or.jp/blog/551

▼ 第3回
  https://www.j-rec.or.jp/blog/556



第4回目の今回も


ぜひ、最後までお付き合いください♪


今回は

 

コストについて



お伝えしたいと思います!


まず、

 

◎ 設立時の最低資本金額


  株式会社 → 1円
  合同会社(LLC) → 1円


どちらも、1円で設立できます

 

◎ 登録免許税


  株式会社 → 15万円
  合同会社(LLC) → 6万円

 

◎ 定款認証手数料


  株式会社 → 5万円
  合同会社(LLC) → なし


合同会社の場合は定款認証の必要がありませんので
コストはかかりません。

 

◎ 定款印紙代


  株式会社 → 4万円
  合同会社(LLC) → 4万円


合同会社であっても、
定款認証の必要がないというだけで、


定款の印紙は必要になります。


その他のコストでは、


銀行印や社版、代表者印などの印鑑を
作る費用が必要になってきます。


印鑑は材質によってピンキリですが、
1万円ぐらいで計算してみます。


合計はどうなるかというと、

 

株式会社 → 24万円

合同会社(LLC) → 10万円



ということになります。


ただ、この金額は、


書類も自分で用意することができれば、
このくらいのコストで設立ができるということです。


なお、司法書士さんに設立の依頼をしたりすると、


先程の金額に プラス15万円~20万円 ぐらい
コストがかかってくると考えて下さい。


それでは、もう少し踏み込んで

 

利益配当について



お伝えしたいと思います。

 

合同会社(LLC)の場合は



出資割合に関係なく自由に利益を
配分することができるので配当を出すことができます。

 

株式会社の場合は



持ち株の比率によって配当を、
按分してわけないといけないというルールがあります。


ここに、ちょっと違いがあります。


そして、

 

株式会社の場合は



例えば、将来上場することを目的としている場合、
株式公開ができます。


それと、第三者割当増資みたいなことをして、
外部から資金を調達しやすいということがあります。

 

合同会社の場合は



株式を発行しておりませんので、
第三者割当増資みたいな形で外部から


資金を調達することができません。


ということはもちろん、
上場もできないということになります。


今回はここまでです。


次回は『法人への物件の移転方法』をお伝えします!




 

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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂