不動産実務検定ブログ

2021/10/22

『後悔しないマイホームの買い方6選 第1回』<全3回>

みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の菊池です!


今回のテーマは、


「後悔しないマイホームの買い方」


についてです。


マイホームの購入は、
れっきとした不動産投資です。


投資というのは、金銭的に得をすることを目的にしますが


投資なので当然損をすることもあります。


あなたがマイホームを買って損をしたくないのであれば、
このブログを読んでいただいてから購入することをおすすめします。

 

 「家を買ったのに、
  むしろ資産が増える方法」



をお伝えしたいと思います。



それでは7つのトピックに分けてお伝えしていきます。


1.日本の家の価値は半分しか残らない
2.エリア選びの考え方
3.戸建てかマンションか?
4.新築か中古か?
5.間取りは何平米がベストか?
6.ローンの考え方
7.家をタダ同然で手に入れる方法について




1.日本の家の価値は半分しか残らない


まず最初に、


日本の家の価値は半分しか残らない


ということについて解説します。


持ち家は資産ではないという事実について、
まずはしっかりデータで理解していきたいとおもいます。


住宅金融支援機構の新築と中古価格の全国平均を
比較したグラフを見るとよくわかります。


全体の平均値なので、
全ての築年数を含みますが、


2018年度のマンションの


新築と中古の差額は
32%もあります。



同じく2018年の


戸建ての新築と中古の差は
28%になっています。



ローンを組んで物件を購入している人は
この新築と中古の価値の差に対しても


ローンを組んで購入していることを認識してください。


次に過去50年の住宅投資額の
累計と実際の住宅資産がどのようになっているのかを
日米で比較したデータも参考になります。


アメリカは過去ずっと、住宅への投資をすると
実際の資産評価も同じように積みあがっていますが、


日本はこの50年間で


約900兆円もの住宅をつくって売ってきたのに、


実際の資産評価額は


なんと500兆円以上も安くなってしまっているんです。


なぜこうなってしまったのかというと、


戦後の日本の住宅性能は
本当に粗悪で、もともと


「30年で家は無価値になるような家の作り方」


をしてきたからです。


さらに年々少しでも進化した性能を求めて、
新築を求める人が多かったのと


「新しいものは正義だ」みたいな新築信仰
日本人には根強かったことです。


また日本の住宅は土地神話が根強くて、


土地が上がり続けることを前提として、
住宅市場が成り立ってきましたが


平成バブルの崩壊で、


土地神話が崩壊して


その後、土地の価格が下がり続けてしまって
未だ低迷しているため


「住宅の資産評価が全く積み上がっていかない」


ということになってしまっているのです。


まだまだ理由はありますが、
このような背景があるのです。


ただ家が欲しいからというだけの
感情的な理由で家を買ってしまうと、


ほぼ確実に、


マイホーム購入という不動産投資は
失敗してしまうわけです。



それを理解した上でも、


「広いお庭と家族が幸せに暮らせる夢」


が手に入るなら、


家を購入してもいいとは思います。


でも、ほんの少しでも


・経済的に損をしたくない
・家を買って家計が苦しくなることだけは避けたい
・老後に家が残ってもお金がまったくないという状態だけは避けたい



と思われるのであれば、


次回以降のブログでお伝えしていく
6つのポイントをしっかり押さえてくださいね。


今回はここまでです!


次回以降も『後悔しないマイホームの購入方法』について
詳しく解説していきます♪



不動産実務検定は「いつでも」「どこでも」「誰でも」

学べる講座になっています。

 

不動産の基礎から詳しく学べます!

 

ぜひ、ご受講下さいね!

 

▼ 受付中の不動産実務検定認定講座はこちらから!
  https://www.j-rec.or.jp/schedule




一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 菊池