不動産実務検定ブログ

2022/01/25

『不動産投資の弱者戦略×強者戦略』<後編>

こんにちは、J-REC理事の大友哲哉です。

前回に続き、
『不動産投資の弱者戦略×強者戦略』について
ご紹介していきます!


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前回の内容は、こちらから!
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次に、こうした強者の不動産投資家のひしめく中で、
弱者はどのような戦略を取るべきでしょうか?

 
それは「時間(労力)」「情熱」です。


まず、強者は時間がありません。本業が忙しすぎるのです。
不動産投資の魅力は他人の資本(借金)をして他人の労力を使う(管理会社)ことなので、
だからこそ強者が参入しやすいのです。

そこで弱者は「時間(労力)」を使います。
例えば、不動産会社に顔を覚えてもらえるように定期的に訪問する
DIYできるようにする、地域の集まりなどに参加して空き家で困っている人とつながれるようにする、
妻を不動産会社にアルバイトに行かせる、ほかにもいろいろ考えられます。

確かに、どれも上手くいく可能性が高くはありません。

しかし、チャンスを引き寄せる道をつくり、太くする働きがけができるのは、
時間(労力)を投資できる弱者の強みです。この強みを活かすべきです。
弱者が強化すべき武器のもう1つは「情熱」です。いろいろな情熱のカタチがあると思いますが、

1つの例は

「入居者さんに喜んでもらうこと」

に集中することです。

家賃の源は入居者さんなのです。
入居者さんに価値を提供している対価が家賃なのです。当たり前のことなのですが、
大地主や高属性の不動産投資家たちは興味がありません。

具体的に入居者さんに喜んでもらう分かりやすい例ですと、
夏に入居者さんに声を掛けてバーベキュー大会をする大家さんがいます。

これも別に、バーベキュー大会をしたほうがいいという話ではなく
「入居者さんはどのような人で、どんなことをしてもらうと喜んでくれるのか? 
逆に、やらない方がいいことは何か?」を考えて試して行こうという話なのです。

例えば、少しの手間でお金を掛けずにできることと言えば、
室内のカラーコーディネートです。

比較的、女子大生の入居者が多い物件だったら、壁紙やクッションフロアの色を
そういう女性が好むパターンにしたり、勉強に集中しやすいパターンにしたりと
いったことが考えられます。

これらは、デザインリフォームの専門家に依頼すると恐ろしく高額になるのですが、
Amazonでカラーパターンの本を調べて、リフォーム会社との打ち合わせで
近い色のパターンを指定してあげれば、書籍代だけの投資で終わります。

今回は、大地主・高属性・低属性と3段階に分けての解説でしたが、

実際はもっと幅があります。こうした戦略的なモノの見方ができれば、
例えば高属性の方がDIYをする必要性は低いものですし、
低属性の方がフルローンを狙って銀行相談をして落ち込むといったことに意味がないことだと分かります。

今後は、不動産実務検定で基本となる実務知識を習得しつつ、

自分がどの程度の強さ(弱さ)なのかどうか、
もし強くはないのだとしたら、強者に勝つために、どのように時間をつくり、
その時間を何に投資するのか、自分の物件の入居者さんはどのような人で、
どんなことをしてあげたら喜ばれるのだろうか?
 

と研究してほしいと思います。



参考図書📚

ランチェスター戦略がマンガで3時間でマスターできる本

見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色

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J-REC東京第1支部支部長
東京大家塾主宰 大友哲哉

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