不動産実務検定ブログ
2022/01/26
『空き家の活用アイデア教えます!』前編
みなさん、こんにちは!
J-REC事務局の内山です!
突然ですが・・・
みなさんのご実家、空いたままになっていませんか?
その空いたご実家まだまだ使えます!
今回は空き家になってしまった実家を有効活用する方法についてご紹介します。
ご実家に住む親御さんの相続を考え始めた頃、
「我が家には兄弟喧嘩が起こるような資産はない」
「相続税を払うレベルでもないので、大した相続対策は必要ない」
と、思う方もおそらく実家は引き継ぐことになるかと思います。
兄弟がそのまま住んでくれるなら今までと何も変わりませんが、
もし相続を受けた後に実家の使い勝手が無くなってしまえば無駄に固定資産税だけ払い続けるということになってしまいます・・・。
では「貸せばいいのでは?」と思うかも知れませんが、
(失礼ですが・・・)ご実家がド田舎にある場合は借り手を探すのは容易なことではありません。
そこで今回は、
・将来実家を相続したときにそのまま放置してしまったらどうなってしまうのか
・実家の有効活用法にはどんなアイデアがあるのか
・むしろ実家を積極的に運用して稼ぐ方法
についてご紹介したいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.空き家が社会問題化する実態
2.相続した実家を放置してしまうとどうなるのか?
3.実家をお宝に変える5つの活用アイデア
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1.空き家が社会問題化する実態
現在、日本の住宅ストックは6240万戸あり
世帯数が約5400万世帯なのでその空き家率は約13.6%となっています。
このうち持ち家が6割となっていますが、
持ち家の空き家率は前回調査で約9.4%となっていて5年ごとの調査では毎回1%ずつ悪化していきます。
持ち家の空室率は今後高齢化によってますます悪化していくと予測されています。
それに伴い放置されてしまう持ち家の対応に全国の自治体も頭を悩ませています。
と、いうのも例えば古家を放置させることによって朽ち果てて周りの環境を悪化させるだとか、
具体的には草木が生い茂って虫がわいたり、ゴミも捨てられるし防犯上も良くありません。
しかも相続を受けた家がしっかり相続人に移転登記されていない場合、
自治体は誰に固定資産税を請求すればいいかという問題も起きるのです。
ですので国は2015年に空き家対策特別措置法を施行させました。
実はこの法律によって相続した実家をそのまま空き家にして放置してしまうと
なんと6倍の固定資産税がかかってしまうことになったのです。
なぜ空き家がそのまま放置されてしまうかというと、
住宅が建っている土地というのは住宅用地という括りになって固定資産税も6分の1にしてくれるという特例があるのです。
実家を相続しても「古いから」という理由で解体してしまうと住宅用地ではなくなってしまうので、
翌年の固定資産税は6倍になってしまうのです。
壊すと税金が上がってしまうので、
誰も住んでいない空き家ばっかり増えてしまうのです。
しかし家が建っていても誰も住んでいないし、管理もされていないなら更地と同じ扱いにするぞ!
として空き家対策特別措置法ができたという経緯です。
国はこの法律を施行することによって、
空き家の放置によって起こる様々なトラブルを解消しつつ
「そのまま空室なんかにしておかないでね」「しっかり活用してね」と言っているわけです。
それでも空き家を放置したら、
具体的にどのような流れで固定資産税が6倍になってしまうのでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.相続した実家を放置してしまうとどうなるのか?
まず、自治体が空き家の調査をして
・1年を通じて誰も住んでいない
・ガスや水道も使われてない物件
を「特定空き家」として認定します。
その後空き家の所有者に、
「しっかり管理していください」という指導がくることになります。
もしこの指導に従わず、
生い茂った草木を伐採していなかったり朽ちた家を放置していると、
住宅用地の特例が外されて固定資産税が6倍になってしまいます。
例えば、
その指導を無視して廃墟をそのまま放置してしまうと、
最悪、行政代執行になってしまい行政の方で解体処分されてしまいます。
そしてその解体に掛かった費用は結局、持ち主に請求されることになりますので
無視だけは絶対しないようにしましょう!
では、無管理状態の特定空き家に指定されないためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは日常的に草木を伐採したり、ポストでチラシなどが溢れかえらないように
定期的に管理をしておく必要があります。
実家が近く自分で管理ができればいいですが、
遠くて管理しきれない場合は空き家の管理サービスを提供している業者もありますので
そういったサービスを利用するのも良いと思います。
また、自治体によっては倒壊の危険がある古家の解体費用を補助してくれる制度もあります。
解体後一定期間は固定資産税をそのまま1/6にしてくれる、
という自治体もあります。
いずれにしても実家を引き継いたら
放置をするのだけはやめたほうがいいでしょう。
次回は実際に実家を相続したらどのような活用アイデアがあるのか、
5つのアイデアを紹介いたします!
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J-REC事務局の内山です!
突然ですが・・・
みなさんのご実家、空いたままになっていませんか?
その空いたご実家まだまだ使えます!
今回は空き家になってしまった実家を有効活用する方法についてご紹介します。
ご実家に住む親御さんの相続を考え始めた頃、
「我が家には兄弟喧嘩が起こるような資産はない」
「相続税を払うレベルでもないので、大した相続対策は必要ない」
と、思う方もおそらく実家は引き継ぐことになるかと思います。
兄弟がそのまま住んでくれるなら今までと何も変わりませんが、
もし相続を受けた後に実家の使い勝手が無くなってしまえば無駄に固定資産税だけ払い続けるということになってしまいます・・・。
では「貸せばいいのでは?」と思うかも知れませんが、
(失礼ですが・・・)ご実家がド田舎にある場合は借り手を探すのは容易なことではありません。
そこで今回は、
・将来実家を相続したときにそのまま放置してしまったらどうなってしまうのか
・実家の有効活用法にはどんなアイデアがあるのか
・むしろ実家を積極的に運用して稼ぐ方法
についてご紹介したいと思います。
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1.空き家が社会問題化する実態
2.相続した実家を放置してしまうとどうなるのか?
3.実家をお宝に変える5つの活用アイデア
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1.空き家が社会問題化する実態
現在、日本の住宅ストックは6240万戸あり
世帯数が約5400万世帯なのでその空き家率は約13.6%となっています。
このうち持ち家が6割となっていますが、
持ち家の空き家率は前回調査で約9.4%となっていて5年ごとの調査では毎回1%ずつ悪化していきます。
持ち家の空室率は今後高齢化によってますます悪化していくと予測されています。
それに伴い放置されてしまう持ち家の対応に全国の自治体も頭を悩ませています。
と、いうのも例えば古家を放置させることによって朽ち果てて周りの環境を悪化させるだとか、
具体的には草木が生い茂って虫がわいたり、ゴミも捨てられるし防犯上も良くありません。
しかも相続を受けた家がしっかり相続人に移転登記されていない場合、
自治体は誰に固定資産税を請求すればいいかという問題も起きるのです。
ですので国は2015年に空き家対策特別措置法を施行させました。
実はこの法律によって相続した実家をそのまま空き家にして放置してしまうと
なんと6倍の固定資産税がかかってしまうことになったのです。
なぜ空き家がそのまま放置されてしまうかというと、
住宅が建っている土地というのは住宅用地という括りになって固定資産税も6分の1にしてくれるという特例があるのです。
実家を相続しても「古いから」という理由で解体してしまうと住宅用地ではなくなってしまうので、
翌年の固定資産税は6倍になってしまうのです。
壊すと税金が上がってしまうので、
誰も住んでいない空き家ばっかり増えてしまうのです。
しかし家が建っていても誰も住んでいないし、管理もされていないなら更地と同じ扱いにするぞ!
として空き家対策特別措置法ができたという経緯です。
国はこの法律を施行することによって、
空き家の放置によって起こる様々なトラブルを解消しつつ
「そのまま空室なんかにしておかないでね」「しっかり活用してね」と言っているわけです。
それでも空き家を放置したら、
具体的にどのような流れで固定資産税が6倍になってしまうのでしょうか?
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2.相続した実家を放置してしまうとどうなるのか?
まず、自治体が空き家の調査をして
・1年を通じて誰も住んでいない
・ガスや水道も使われてない物件
を「特定空き家」として認定します。
その後空き家の所有者に、
「しっかり管理していください」という指導がくることになります。
もしこの指導に従わず、
生い茂った草木を伐採していなかったり朽ちた家を放置していると、
住宅用地の特例が外されて固定資産税が6倍になってしまいます。
例えば、
その指導を無視して廃墟をそのまま放置してしまうと、
最悪、行政代執行になってしまい行政の方で解体処分されてしまいます。
そしてその解体に掛かった費用は結局、持ち主に請求されることになりますので
無視だけは絶対しないようにしましょう!
では、無管理状態の特定空き家に指定されないためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは日常的に草木を伐採したり、ポストでチラシなどが溢れかえらないように
定期的に管理をしておく必要があります。
実家が近く自分で管理ができればいいですが、
遠くて管理しきれない場合は空き家の管理サービスを提供している業者もありますので
そういったサービスを利用するのも良いと思います。
また、自治体によっては倒壊の危険がある古家の解体費用を補助してくれる制度もあります。
解体後一定期間は固定資産税をそのまま1/6にしてくれる、
という自治体もあります。
いずれにしても実家を引き継いたら
放置をするのだけはやめたほうがいいでしょう。
次回は実際に実家を相続したらどのような活用アイデアがあるのか、
5つのアイデアを紹介いたします!
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