不動産実務検定ブログ

2022/02/09

『事故物件ってどこまでを言うの?』 


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


今回のテーマは、

 

『事故物件ってどこまでを言うの?』



こちらをお伝えします!


それではまず事故物件とは、
そもそもどういう物件のことを言うのか


解説していきます。

 

事故物件とは



入居者などが不動産取引の対象となる不動産で
通常ではない理由で死亡し心理的瑕疵が発生してしまう物件


のことをいいます。


通常ではない死しというのは、


例えば、自殺とか殺人、
火災や地震などによる死が該当します。


病死でも何ヶ月も経ってから発見された
孤独死なども事故物件に該当します。


ここでいうのは通常ではない死ということなので
ご家族に看取られて死亡したり、


死亡して2~3日ですぐに発見された場合は

 

事故ではなく通常の死



であると一般的には判断されています。


事故物件の有名サイトに
大島てるというサイトがありますが、


過去ニュースになった全国の事故物件が掲載されています。


正直、大家さんにしてみれば
事故物件をさらされるようなものなので、


はっきり言って迷惑な話ですが、


もし、掲載された場合には連絡をすれば
削除対応はしてくれるそうです。


次に、

 

入居者が死亡する背景と原因について



ですが、例えばある調査によると、
日本では年間3万人が孤独死をしているそうです。


そのうち6割が賃貸暮らしとしても、
年間約2万人が賃貸物件でお亡くなりになるということです。


最近は高齢者の一人賃貸暮らしも増えていて
アパートで病死をする人もいますし、


40代で職を失ってしまった人が
部屋で自殺をするケースもあります。


またこれはまれですが、
アパートで凄惨な殺人事件が起こることもあります。


では、事故物件になる死とそうではない通常の死とは
どう判別すればいいのでしょうか。


一言で言うと、

 

入居者の死によって心理的瑕疵が発生するかどうか



で判断されると思います。


例えば病死の場合だと家族に看取られたり、
孤独死でも死亡して1日~3日ぐらいですぐに発見された場合は、


一般的に心理的瑕疵はないと判断されます。


しかし、死亡して1ヶ月後に


例えば近隣から異臭がするとクレームが入って発見された場合には
ご遺体の腐敗も進んでいて建物のダメージも大きいので


これは、事故物件ということになります。


また、自殺とか他殺の場合も
心理的瑕疵が発生してしまいますので

 

事故物件になります



今回のテーマはいかがだったでしょうか?


今後も皆様のお役に立てる情報を発信していきますので
ぜひご覧くださいね♪




 

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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂