不動産実務検定ブログ

2022/03/18

『地震保険は入るべきなのか?』 


みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!


先日あった夜の地震恐かったですね・・・
私は高齢の母を守るのに必死でした。


まだまだ余震があるかもしれないので
皆さん気をつけて下さいね。


『命を守る行動』をしていきましょう。


それではブログに参ります!


今回のテーマは、

 

『地震保険は入るべきなのか?』



こちらをお伝えします!


地震保険については保険料が高くて
しかも 5,000万円まで しか保証されないので


地震保険には入っていないという人も少なくありません。


でも、結論を言うと

 

地震保険には絶対入っておいた方がいいです



というのも、


地震で直接的な倒壊被害がなくても

 

地震による火災は火災保険では補償されず
地震保険でしか補償されないんです



ちなみに鉄筋コンクリート造や鉄骨造などは
耐震性がそもそも高い上に、


耐火建築物で燃えにくいので
地震保険はいらないんじゃないか


という意見もありますが、


阪神大震災では鉄筋コンクリート造の建物も
倒壊していましたので、


古い建物は積極的に加入を検討すべきだと思います。


もちろん、

 

木造については絶対に入っておくべきです!



実は、3.11の時に知り合いのアパートの
基礎にヒビが入りました。


構造的にはまったく問題なかったのですが
一部損壊として認定され、


100万円ほど保険金が支払われ
大変助かっていました。

 

地震保険は壊れた建物の損害を
補償するのが目的ではありません



家が倒壊して住むところがなくなったり
経済活動ができなくなった時の生活の補填として、


保険金が支払われるんです。


なので地震保険の査定では


◎ 大損

◎ 大半損

◎ 小半損

◎ 一部損



の 4区分 で評価されて、


査定後すぐに保険金が払われます。


ちなみに、

 

地震保険は単独で加入することはできません



必ず火災保険の特約として入ることになります。


そして、地震保険の保険金額は火災保険の50%の範囲内で
1戸あたり5,000万円という上限があります。


例えば火災保険の金額が2億円で
10戸のアパートはどうなるのかというと 


MAX1億円が地震保険の補償額ということになります。


地震保険は民間と国が共同で補償している保険で
その保険自体が再保険にもかけられているので

 

大きな地震が起きても
支払われないということはありません



また1度の地震による総支払額の限度額は
11兆円ということになっていますが


東日本大震災のときの保険金の支払いの合計は
1.2兆円だったのでまだ全然余裕があります。


万一この先大きな地震があったとしても
地震保険が支払われないということはないので

 

安心して下さい



仮に地震保険に加入していたとしても
火災保険の半分までしか保険がおりませんから、


保険で地震のリスクを100%回避することは
残念ながらできません。


しかし、地震による火事や津波のように
全てを失って収入の道が閉ざされることもありますので、


最悪の事態を回避するためにも、
地震保険への加入は積極的に検討した方がいいと思います。

 

地震保険は火災保険に入っていれば
途中から加入することができます



ので、まだ加入していない方は
この機会に検討してみてください。


今回のテーマはいかがだったでしょうか?


今後も皆様のお役に立てる情報を発信していきますので
ぜひご覧くださいね♪






 

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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂