不動産実務検定ブログ
2022/06/06
『2022年度ついに本格的な地価上昇?』<第1回>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
今回のテーマは、
「2022年度
ついに本格的な地価上昇?」
こちらを全4回にわけて
お伝えしていきたいと思います!
3月22日に毎年恒例の
公示地価が発表されました。
公示地価は毎年1月1日時点の全国の地価を
国土交通省が調査して発表するものですが
今年は全国平均で0.6%上昇し
2年ぶりに地価は上昇に転じました
不動産の価格は一般的に景気の変動から
2~3ほど遅れて変動するので
本来であれば
2020年のコロナの発生から2年ほど経った
今年あたりが底値になるはずなんですが、
世界中で金融緩和を行った結果
インフレが起きていて
実物資産である不動産に資金が向かった結果
すでに地価は上昇に転じています。
この後本格的な地価の上昇は
あるのでしょうか?
そして今不動産は、
◎ 買うべきなのか
◎ 買うのは控えるべきなのか
◎ 不動産は売り時なのか
こちらをお伝えしていきたいと思います。
今回のブログを読んでいただければ
不動産を買うだけではなく
売るタイミングの判断も明確になりますし
公示地価などの不動産指標を
どう投資の判断に活かせばいいのか
わかるようになります
さらに、マイホームや
今購入を検討している土地の地価を
簡単に調べられる方法もお伝えしますので、
ぜひ、最後まで読んで下さいね♪
<2022年度公示地価のポイント>
最初にもお伝えしましたが
公示地価というのは
国が全国にある26,000カ所の基準値の
1月1日現在の地価を調査して発表するもので、
一般の土地取引の指標になると
言われています。
今回の調査では
2年ぶりに前年比で全国平均0.6%の
上昇に転じました。
今回は昨年と違って
住宅地・商業地ともに上昇していて
三大都市圏だけではなく
札幌・仙台・博多・広島などの
地方の中核都市も軒並み上昇しています。
そして、
札幌住宅地 → 前年比 9.3%増
博多商業地 → 前年比 9.4%増
と、バブルのようになっています。
ちなみに公示地価は全国約2,500人の
不動産鑑定士が評価して、
国土交通省 土地鑑定委員会が発表します。
公示地価は土地の時価を表す
公的な指標ということになりますが、
実は企業の土地担保の
評価基準にもなっています。
つまり、土地の価格が上昇すると
企業が保有する土地の担保価値が上がるので
今後、銀行からお金を
借りやすい状況が生まれます。
なので、
地価の上昇は経済にとっては
プラスに働くのですが
逆に今後マイホームを買う人や
不動産投資を行う人にとっては
マイナスなんです
なぜかというと、
給料が上がらない中で
住宅コストが上がるということは
ローンが大きくなる分可処分所得が減って
家計が厳しくなりますし、
不動産投資では利回りが低くなるので
儲けが出にくくなってしまうんです。
第1回目の今回はここまでです!
次回は、
<土地価格の基本となる一物四価とは?>
をお伝えいたします!
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂