不動産実務検定ブログ
2023/01/23
『今後ローン金利はどうなるのか』<第1回>
みなさん、こんにちは。
J-REC事務局の横山千穂です!
日銀が実質的な利上げに踏み切りました。
そして、住宅ローンアパートローンの
借り換え相談が急増しているそうです。
ということで今回のテーマは
『今後ローン金利はどうなるのか』
を数回にわけてお伝えします!
最後までぜひお付き合い下さい♪
日銀の黒田総裁は、
昨年12月20日の金融政策決定会合で
10年間続いた大規模な金融緩和政策を
修正する方針を発表しました。
具体的には長期金利の変動許容幅を、
従来の0.25%から0.5%に広げました。
これは実質的な利上げを意味していると
マーケットでは捉えられ、
ドル円相場は一気に7円もの
円高に振れました。
さらに、住宅ローンの金利も
上昇するのではという憶測が広がり
ある住宅ローンの借り換え相談窓口では
サーバーがダウンするほど
問い合わせが殺到したそうです。
◎ 実際に住宅ローン金利は
上がるのでしょうか?
◎ アパートローンの金利は
どうなるのでしょうか?
◎ 今のうちに変動金利から固定金利に
借り換えをした方がいいのでしょうか?
◎ これから融資を引いて不動産投資を
したい人はどのような点に気をつければ
いいのでしょうか?
これらの質問を今回のブログを読んで
解消していってください!
それではまず、
今回日銀が実質的な利上げに踏み切った
背景について解説していきます。
日銀の黒田総裁は2012年の総裁就任以降
一貫して大規模金融緩和政策をとっており
2023年3月の任期満了までマーケットでは
「緩和路線を堅持するのでは」
というふうに見られていました。
ところが足元のインフレ率は
2%をすでに超えていて、
もうすぐ4%に近づいてきています。
元々の政策目標はインフレ率2%でしたが、
これが最近行き過ぎてきており、
このままインフレ率を2%に
抑える自信がなくなってきたので
実質的な利上げをしてインフレを
抑えようとする目論見が1つ。
もう1つは、
このまま大規模な緩和路線を堅持して
打ち手がなくなってしまった場合に
次の日銀総裁がその尻拭いを
させられるのは確実です。
そうなると誰も総裁になりたがらないので、
今のうちに出口を探り始めた
という見方もあるようです。
さらに、現在アメリカの利上げが
2023年春には終わりそうだという
観測が出てきており、
アメリカが利上げをストップした段階で
日本が利上げに踏み切ってしまうと
思惑よりも円高がさらに進んでしまって
予想外の景気後退を招きかねない
こういった恐れからこのタイミングで
実質利上げに踏み切ったのではないか
という見方があります。
このような流れで日銀は政策転換を図り、
今回の実質的な利上げで為替は円高に振れ
日経平均も下がったわけですが、
浦田の予測ではこの現象は
一時的なものだと思っているとのこと。
今回はここまでです。
次回もぜひご覧くださいね♪
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一般財団法人 日本不動産コミュニティー
J-REC事務局 横山千穂