不動産実務検定ブログ
2025/03/27
『パッシブ大家さん vs アクティブ大家さん時間軸で変わるそれぞれの道』<第3回>
こんにちは。
東京第1支部の大友哲哉です。
▼ 大友講師 プロフィール
https://j-rec.or.jp/koushi/show/30
前回のブログはこちら
→<第1回> <第2回>
メリット:時間や手間がかからない、専門知識がなくても
始められる、リスクを抑えられる
時間や手間がかからない:
〇物件選びや管理は、信頼できる不動産会社や管理会社に任せることができるため、
本業やプライベートの時間を犠牲にする必要がありません。
〇入居者募集、契約手続き、家賃回収、トラブル対応なども、
管理会社が代行してくれるため、煩わしい業務から解放されます。
〇自分で行うことは、定期的な収支報告の確認や、確定申告程度で済む場合が多いです。
専門知識がなくても始められる:
〇不動産投資の専門知識がなくても、プロのサポートを受けながら、
安心して投資を始めることができます。
〇物件選びのポイントや、リスク管理の方法、税金対策など、
専門的な知識やアドバイスは、不動産会社や管理会社、税理士などから得られます。
リスクを抑えられる:
〇立地条件の良い物件を選ぶことで、空室リスクや家賃下落リスクを低減することが
できます。
〇築浅物件を選ぶことで、大規模修繕のリスクや、
設備の故障による突発的な出費のリスクを抑えられます。
〇分散投資(複数の物件に投資)することで、リスクをさらに分散することができます。
〇サブリース契約を利用すれば、空室時でも一定の家賃収入が保証されるため、
さらにリスクを低減できます。
(ただし、サブリース契約には注意点もあるため、後述します)
デメリット:収益性(キャッシュフロー)は低い、
管理会社に手数料を支払う必要がある
収益性(キャッシュフロー)は低い:
〇資産性の高い物件は、物件価格が高く、購入時の利回り
(家賃収入 ÷ 物件価格)が低い傾向にあります。
〇毎月の家賃収入から、ローンの返済、管理費、修繕積立金、
固定資産税などを差し引くと、手元に残るお金(キャッシュフロー)
は少なくなるのが一般的です。
管理会社に手数料を支払う必要がある:
〇物件の管理を管理会社に委託する場合、毎月、
管理手数料(家賃の5%程度が相場)を支払う必要があります。
〇管理手数料は、管理会社によって異なり、サービス内容も様々です。
複数の管理会社を比較検討し、自分に合った管理会社を選ぶことが重要です。
向いている人:忙しい人、リスクを抑えたい人、
長期的な資産形成を重視する人、
現時点では年収800万円以上、
または十分な自己資金がある人
仕事や家庭、趣味などで忙しく、不動産投資に時間をかけられない人:
〇物件選びや管理をプロに任せられるため、本業やプライベートに支障をきたすことなく、
不動産投資ができます。
不動産投資のリスクをできるだけ抑えたい人:
〇立地条件の良い物件を選ぶ、管理会社に委託する、
サブリース契約を利用するなど、様々な方法でリスクを低減できます。
目先のキャッシュフローよりも、長期的な資産価値の上昇を重視する人:
〇毎月の家賃収入は少なくても、将来的に物件を売却することで、
大きな利益を得られる可能性があります。
現時点では年収800万円以上、または十分な自己資金があり、
不動産投資ローンを組める、もしくは現金で購入できる人:
〇資産性の高い物件は、価格も高いため、ある程度の資金力が必要になります。
具体的な投資手法:都心部の区分マンション(築浅・駅近)、
ブランドマンション、管理会社への委託、
サブリース
都心部の区分マンション(築浅・駅近):
〇資産価値が下がりにくく、空室リスクが低いため、パッシブ大家さんにとって、
最も代表的な投資対象です。
ブランドマンション:
〇ネームバリューがあり、入居者が見つかりやすく、資産価値も維持しやすいため、
安定した賃貸経営が期待できます。
管理会社への委託:
〇物件管理の手間を省き、安定した賃貸経営を実現するためには、
信頼できる管理会社に管理を委託することが不可欠です。
サブリース:
〇空室時でも一定の家賃収入が保証されるため、さらにリスクを抑えたい場合に
有効な選択肢です。
ただし、サブリース契約には、メリットだけでなくデメリットもあるため、
契約内容をよく確認し、慎重に検討する必要があります。
必要なスキル/知識:最低限の不動産知識、立地を見極める力、情報収集力
最低限の不動産知識:〇不動産投資の基本的な仕組み(家賃収入、資産価値、リスク、税金など)は、
理解しておく必要があります。
〇物件の種類(区分マンション、一棟アパート、戸建てなど)や、
それぞれの特徴についても、知っておくと良いでしょう。
〇不動産関連の税金(固定資産税、所得税、譲渡所得税など)の基礎知識も、
身につけておきましょう。
立地を見極める力:
〇将来性のあるエリア、駅からの距離、周辺環境(商業施設、医療機関、学校など)、
治安などを総合的に判断する力が必要です。
〇ハザードマップなどを確認し、地震や水害などの災害リスクが低いエリアを
選ぶことも重要です。
情報収集力:
〇不動産市場の動向(金利、地価、賃料相場など)や、物件情報を、
常に収集する習慣をつけましょう。
〇信頼できる情報源(不動産会社、専門家、インターネットなど)を複数持ち、
多角的な視点から情報を分析することが大切です。
成功のポイント:立地の良い物件を選ぶ、信頼できるパートナーを見つける
パッシブ大家さんとして成功するためには、以下の2つのポイントが非常に重要です。- 立地の良い物件を選ぶ: 資産価値が下がりにくく、空室リスクの低い物件を選ぶことが、
将来性のあるエリア、駅からの距離、周辺環境などを総合的に判断し、
慎重に物件を選びましょう。
- 信頼できるパートナーを見つける: 物件選びから管理まで、安心して任せられる不動産会社や
複数の会社に相談し、実績や評判、サービス内容、手数料などを比較検討し、
自分に合ったパートナーを選びましょう。
税金や法律に関する相談は、税理士や弁護士などの専門家に依頼しましょう。
時間軸での変化:現役時代は資産性重視、退職後に収益性重視にシフトも可能
パッシブ大家さんの投資スタイルは、現役時代は資産性重視で、手間をかけずに着実に資産を増やしていくのが基本です。
しかし、退職後、時間的な余裕ができたら、
〇資産性重視の物件を売却し、その売却益を元手に、収益性の高い物件
(例えば、地方の築古アパートなど)に投資する
〇これまで築いてきた資産(区分マンションなど)を担保に、
新たに融資を受け、収益物件を購入するといった形で、
収益性重視の投資(アクティブ大家さん)にシフトすることも可能です。
また、
〇不動産投資で得た知識や経験を活かして、不動産コンサルタントとして活動する
〇不動産投資に関する情報を発信し、副収入を得る
など、新たなキャリアパスを模索することもできます。
人生100年時代、50代はまだまだ折り返し地点。
パッシブ大家さんとしての経験は、
あなたの将来の可能性を大きく広げてくれるはずです。
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本日はここまでです。
次回もお楽しみに!✨
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