不動産実務検定ブログ

2024/07/18

『羅針盤は何処に?』<第5回>

はじめまして。

J-REC公認 不動産コンサルタントの
金子麻里です。

▼ 私のプロフィールはこちらです ▼
https://www.j-rec.or.jp/koushi/show/262

今回は、前回の続きです。

自分にとっての「大家業の原点」について
振り返ってみたいと思います。


前回のブログ
 

『羅針盤は何処に?』<第1回>

『羅針盤は何処に?』<第2回>

『羅針盤は何処に?』<第3回>


『羅針盤は何処に?』<第4回>


2件目の物件は叔父が
相続により一時期保有してましたが、
元は祖父母の家でした。

大きさから鑑みてファミリー層も
狙って募集をかけたところ、

入居してきたのはお子さんのいない
著名な出版業界の方。

現在もご夫婦で自宅兼仕事場として
住まわれています。

一方元の住人である祖母の方は、
貧しい商人だった祖父から

「そろばんの腕」を見込まれ
嫁いできた商魂逞しき女性。

困ったことに「功名心」の方も
人一倍旺盛な上に、

無類のおしゃべり好きで
よく周囲を辟易とさせてました。

そんな亡き祖母がもし
現在の入居者さんの「ご活躍ぶり」
を知ったらどうなっていたことやら。

あたかも「自分の手柄」
のように吹聴しまくり、

得々と入居者さんの「個人情報を垂れ流す」
姿が目に浮かぶようです。

いなくてよかったと心底思いますが、
それでも私の記憶の中では
どこか憎みきれない、
愛情に飢えた子供のような人。

先立った亡き祖父とふたり仲良く、
あの世で喜んでくれているならば、
私も本望です。

そんな訳で、ずいぶん遠回りしましたが、
雑音の多い日常生活の中で迷いが生じたり、

何かを見失いかけた時に
「羅針盤」って大切だな、
と改めて思う次第です。

そもそもが「私なりのケリのつけ方」
としてスタートした大家業。

そして続けている「面白さの原点」
「エネルギーの源泉」は、

物件の「歴史」すなわち
「物語り」(ナラティブ)
と関わることにあり。

別の言い方をするなら「供養」「弔い」
といった行為にも近いのかなぁ
とも思います。

最終的に何をどう
「ケリをつける」にしても、

それが私にとって指標となる「羅針盤」です。
以上です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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